2023年F1第1戦バーレーンGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2023年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはランス・ストロール(アストンマーティン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だ。
■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=10位(57周/57周)
言わせてもらえば、予選セッションが少々トリッキーだったために、本来の実力よりも後ろのグリッド位置になってしまった。それでも、かなりいいスタートが決まって、すぐにいくつかポジションを取り戻せたし、その後は何度かの攻防戦があったけど簡単には抜かせなかった。それなりの競争力があって戦うことができたし、レースペースは予想していたよりも良かった。多くの面でマネージメントが必要なタフなレースだったが、概してうまく行ったと思う。
まだ中団グループで争えるペースではないかもしれないけれども、それに近いところにはいる。シーズン初戦で1ポイントを獲れるなんて、本当にすごいことだよ。僕としては超ハッピーで、このチームを心から誇りに思う。これはウイリアムズ・レーシングの全員による優れた仕事の成果だ。
■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=9位(57周/57周)
今日のレースに満足している。まず文句なしと言えるかたちで、僕のアルピーヌでのデビューを飾ることができた。昨日の予選を終えた時点では、チームのみんなが失望していた。僕らが狙っていたグリッド位置ではなかったからだ。それでも、レースではこれだけの結果を残せたのだから、チーム全体のハードワークが功を奏したと言えるだろう。
今日のようなレースでポイントを取るのは概して難しいものだけど、レースでのパフォーマンスには自信があり、戦略が良ければポイント獲得のチャンスはあると思っていた。
これからもハードワークを続ける必要がある。しっかりした基盤は手にしたのだから、そこを足がかりに着実に進歩していくことが重要だ。僕らのポテンシャルはこんなものではないと思うからね。
エステバン(・オコン)に起きたことは残念だった。チーム全体でデブリーフィングをして、2台とも確実にポイントを獲れるようにしていきたい。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオ・F1チーム・ステーク)
決勝=8位(57周/57周)
こういうレースができたことに心から満足している。4ポイントはチームにとって良い報奨だと思うし、この冬の間のファクトリーでのあらゆる努力が報われつつあることを示すものだ。また、この結果によって僕らが優れたレースカーを手にしていること、そして周囲のすべてのチームと戦えることが証明された。手堅いシーズンのスタートを切ることができたが、まだ仕事が終わったわけではなく、これからも改善を続け、プッシュし続けないといけない。もちろん、ヒンウィルのみんながクルマのアップグレードのために、全力で働いていることは知っているけどね。
僕のレースは、単独でのドライブになることが何度かありながらも、全体としては良かった。スタートはとても重要だった。周囲のクルマと実力が伯仲していて、簡単にオーバーテイクはできないから、オープニングラップのうちにいくつか順位を上げておきたかったんだ。そのためにコース上でも戦略面でもアグレッシブに行き、それがまさに正しい選択だった。ただ、同時に少し頭を使って、バトルをする場面を選ぶ必要もあった。大事な場面に備えてタイヤを温存しておきたかったからだ。そして、終盤に(ピエール・)ガスリーに迫られた時に、それが大きな意味を持つことになり、最終的にはポジションを守ることができた。
周(冠宇)が最速ラップを記録して、直接の競争相手からポイントを奪ったのも重要なことだった。彼はいい仕事をしたよ。これはチームとしていかにうまく機能しているかの証明でもある。今日のレースでは8位以上は望めなかったと思うし、できることはすべてやりきったと感じている。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(57周/57周)
とにかくパフォーマンスに欠けていて、望んでいる位置には遠く及ばない。アストンマーティンの速さが今季最大のサプライズであることに加えて、こちらもレッドブルを始めとする上位勢との差があまりにも大きい。
明るい面を見るとすれば、このマシンにダウンフォース不足以外の根本的な問題点はないことだ。バカげた言い方に聞こえるだろうけど、昨年僕たちが対処を迫られた問題と比べれば、ダウンフォース不足の解消はずっと簡単なことなんだ。僕たちは勝つためにここにいる。今季後半戦で、あるいは来季まで含めて優勝を争うチャンスを見出すために、いくつかのレース、またはシーズンの一部を犠牲にする必要があるのなら、そうするしかないだろう。
このチームにマシンを開発してパフォーマンスを向上させる力があることは分かっている。ただ、現状では望んでいる位置からはかなり遠い。早急にパフォーマンスを高める必要がある。バーレーンは少し特殊なサーキットだけど、良い方向にせよ悪い方向にせよ、コースの特性によってパフォーマンスがコンマ3秒以上振れることはないからね。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・F1チーム)
決勝=6位(57周/57周)
楽しいレースだった。たくさんのポイントを獲得することができて、ものすごくうれしい。(自転車事故での手の)怪我を抱えながらのレースだったので、すごく快適だったとは言えないけれど、6位でフィニッシュできたので、痛みに耐える価値があった。
チームにとって驚くべきリザルトだ。最高の形でシーズンをスタートすることができた。シルバーストンのファクトリーのスタッフ、サーキットに来ているスタッフ全員が素晴らしい仕事をしてくれたね。
フェルナンドが最高の走りで表彰台を獲得し、このマシンのポテンシャルを示してくれた。メルセデスと戦えてとてもいい気分だったよ。
アドレナリンが出ていても、レース後半は痛みが大きな制限になった。今日に向けて最高のコンディションを整えるためにサポートしてくれた人たちに感謝する。ジェッダまでの時間を使って、さらに回復に努めるよ。
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