MotoGPポルティマオテスト初日|王者バニャイヤが最速タイムをマーク。アプリリアが超斬新な空力デザイン投入
MotoGPの2023年シーズン開幕前最後となるテストが、ポルトガルでスタート。初日は現チャンピオンであるドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが1分38秒771をマークしてトップタイムとなった。
3月末にシーズン開幕を迎えるMotoGP。今回のポルティマオテストのデータは、エンジンや空力カウルなど各種ホモロゲーションに向けて仕様を決めるためにもに重要なものとなってくるため、各メーカーがギッシリとプログラムを詰め込んでくることが予想された。
8時間に渡って行なわれたテストだが、初日はVR46のルカ・マリーニがセッション中の多くの時間でタイムシートのトップに立った。
マリーニは2022年型のデスモセディチGPを走らせ、残り3時間時点では1分39秒610までタイムを短縮していた。
ただ、テストがラスト1時間に入ると王者バニャイヤがタイムを縮めにかかった。彼はマリーニが更新していた自己ベストの1分39秒005を超える、1分38秒771をマーク。結局、これがテスト初日の最速タイムとなった。
ポルティマオテスト初日も、2月のセパンテストと同じくドゥカティ勢がタイムシート上位に多く並んでいる状況だ。
ただバニャイヤ、マリーニに次ぐ3番手タイムを、アプリリアのマーベリック・ビニャーレスが記録。アプリリアは今回斬新なスタイルのフロントウイングを持ち込んでいることでも、注目を集めていた。フロントカウルの下に、第2のフロントウイングが生えているのだ。
アプリリアの新マシンにつけられたウイング
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