F1サウジアラビアGP FP1:フェルスタッペンが最速、アストンマーティン勢が3、4番手に続く。角田10番手
2023年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。
今シーズンの2戦目は、今年最初の市街地コースでのレースとなる。27のコーナーを有するジェッダ・コーニッシュ・サーキットは3度目のグランプリ開催を迎えたが、安全性を向上させるためにコースの改修が行われた。ターン3、14、19、20、21にランブルストリップスが追加され、ターン4、8、10、11、17、23には傾斜のついた縁石が設置された。さらにはドライバーの視界を改善するため、ターン8、10、14、20のウォールの位置が後ろに下げられた。
また、オーバーテイクをめぐる危険な駆け引きを防ぐため、3カ所目のDRSゾーンの検出ポイントの位置が変更になった。これまで3カ所目の検出ポイントはターン27のブレーキングエリアに設置されていたが、今回からヘアピンの170m先に移動した。
気温27度、路面温度44度というコンディションで、現地時間16時半にセッションがスタート。ソフトタイヤを履いたペレスが1分32秒969をマークし、ハードタイヤのカルロス・サインツ、そして3基目のコントロールエレクトロニクス(CE)を投入することで10グリッド降格ペナルティが決まっているシャルル・ルクレールというフェラーリ勢が続く。角田はミディアムタイヤで1分33秒950を記録し、まずは4番手につけた。
開幕戦で3位表彰台を獲得したアロンソもソフトを履き、ペレスを0.131秒上回る。さらにそれを上回ったのがハードタイヤのルイス・ハミルトン(メルセデス)で、1分32秒665でタイムシートのトップに立った。路面の改善とともにタイムは徐々に上がっていき、ペレス、アロンソらが再びトップタイムを更新している。
体調不良によりサウジアラビアへの到着が遅れたフェルスタッペンも、開始から20分を迎える頃にソフトタイヤでコースに出ていき、1分31秒564で3番手につける。その後も1分30秒494、1分30秒062とフェルスタッペンは自身の出したトップタイムを塗り替えた。
フェルスタッペンは1セット目のソフトで走行を続け、セッション後半に入るとセクター1、2で全体ベストタイムを記録し1分29秒815をマーク。ほとんどのマシンがソフトに履き替えており、上位ではアロンソやペレスが2セット目のソフトを投入した。
終盤は多くのマシンがソフト、ハミルトンやニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、周冠宇(アルファロメオ)がハード、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ランド・ノリス(マクラーレン)らはミディアムでコースイン。フェルスタッペンはさらに自身のタイムを更新し、1分29秒617でトップでFP1を終えた。
2番手はペレスでレッドブルが1-2。3番手アロンソ、4番手ランス・ストロールとアストンマーティンが続き、5番手がジョージ・ラッセル、6番手がハミルトンというメルセデス勢に。7番手サインツ、8番手ガスリー、9番手アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、10番手が角田というトップ10となっている。
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