2026年PUパートナー検討中のウイリアムズF1、ホンダへのアプローチの可能性には否定的「本格的な候補ではない」
ウイリアムズF1チーム代表ジェームズ・ボウルズは、2026年以降のエンジンパートナーを検討するうえで、現時点で、ホンダを本格的な候補として考えていないと語った。
次世代F1パワーユニット(PU)のレギュレーションが導入される2026年に向けて、6社がマニュファクチャラー登録を行い、そのなかにホンダ・レーシング(HRC)が含まれている。ただし、HRC代表取締役社長である渡辺康治氏は、製造者登録を行ったことが直接2026年からのF1参戦につながるわけではないと明言している。
ホンダは2021年末でF1活動を終了、現在はレッドブル・パワートレインズに対する技術サポートを行っており、その契約は2025年まで結ばれている。
一方、現在のパートナーであるレッドブルは、2026年からアメリカの自動車会社フォードと提携することを発表済みであり、HRCとレッドブル・グループとの契約は2025年末で終了。HRCは、2026年からF1に参戦する場合、新たな提携相手を探さなければならない。これについて渡辺社長は、2月、「(PU製造者の)登録を行った後に、複数のF1チームからコンタクトをいただいています」と述べていた。
具体的にどのチームからコンタクトがあったのかは不明だが、ウイリアムズF1チーム代表ジェームズ・ボウルズの発言からみる限り、同チームには現時点でホンダと組む意思はないようだ。
ホンダは2026年のパワーユニットパートナーの有力な選択肢なのか、現時点で参戦を決めていないホンダが2026年までに準備を整えられないかもしれないという不安があるか、と問われたボウルズは、「この件についてコメントするのは難しい。彼らの設備がどういう状況なのか、私には分からないからだ」と答えた。
「だが、彼らは、本格的な候補になるために必要な状況から、少し離れていると私は思う」
現在ウイリアムズはメルセデス製パワーユニットを搭載しており、ボウルズは昨年までメルセデスの戦略面の責任者を務めていた。ボウルズは2026年以降もウイリアムズがメルセデスPUを使い続けると決まっているわけではなく、現在も検討の過程にあると述べた。
「今は、我々チームにとってのすべての選択肢を理解するためのプロセスにいる。メルセデスに縛られているわけではなく、まだ検討の途中だ。他のチーム同様に、我々も近いうちに決断を下さなければならない。今年の末では遅いと思う。その少し前になるだろう」
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