アレックス・リンス、ホンダで初表彰台獲得! バニャイヤがスプリント完勝でランク首位接近|MotoGPアメリカズGP
MotoGP第3戦アメリカズGPのスプリントレースが行なわれた。優勝はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、午前中上空を覆っていた雲がなくなり、気温は31度、路面温度46度というコンディションとなった。
アメリカズGPのスプリントレースは全10周。ポールポジションはバニャイヤ、2番グリッドにアレックス・リンス(LCRホンダ)、3番グリッドにルカ・マリーニ(VR46)というフロントロウの並びだ。
ホールショットはバニャイヤが奪っていき、2番手には果敢に首位をうかがったリンスが続いた。ただ3番手スタートのマリーニはターン1でオーバーランがあり大幅に順位を下げてしまった。
バニャイヤvsリンスの先頭争いは激しく、1周目から互いのポジションを入れ替えながらのバトルが展開。さらにスタートで順位を上げてきたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)もそこに加わっていく。
リンスは2周目にコーナーで少しワイドになる場面があり、そこをエスパルガロが見逃さずにオーバーテイク。2番手が一度後退したことで先頭を走るバニャイヤには多少の余裕が生まれ、0.8秒程のギャップを築くことができた。
ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は一時4番手まで浮上するものの、5周目のターン1で転倒してしまう。レースには復帰できたが、ポイント獲得は絶望的な状況となってしまった。
先頭集団ではバニャイヤがさらに差を広げ、2番手以下に1秒以上の差を確保。一方で2番手を走るエスパルガロに対しリンスが接近し、オーバーテイクを狙える位置につけた。
リンスは残り4周でエスパルガロを抜いて2番手に浮上。ただ、この時点でバニャイヤとの差は2秒以上にまで広がっており、追いつくには厳しい状態だ。
バニャイヤはミスなく残りわずかなラップを走り切り、トップチェッカー。開幕戦以来のスプリントレース勝利となった。第2戦アルゼンチンGPでは転倒が響きランキング首位の座をマルコ・ベッツェッキ(VR46)に明け渡していたが、今回のスプリントレース勝利によりバニャイヤはベッツェッキとの差を1ポイントまで縮めることができた。
スプリント2位はリンスだ。彼にとってはホンダ加入後初の表彰台となった。3位は12番グリッドスタートから追い上げのレースを見せ、0.2秒差でエスパルガロを下したホルヘ・マルティン(プラマック)となっている。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は13位でフィニッシュ。ポイント獲得はできなかった。
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順位
ライダー
周回数
タイム
差
前車との差
平均速度
1
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