アルピーヌ育成のビクトール・マルタンスがF1初テストへ。モンツァで2021年型マシンをドライブ
2022年のFIA F3王者で、今季はFIA F2に参戦するビクトール・マルタンスが、5月8日にイタリアのモンツァ・サーキットにて、アルピーヌF1の2021年型マシン『A521』のステアリングを握ることが明らかにされた。マルタンスにとってはこれが初めてのF1テストとなる。
マルタンスはフランス生まれの21歳。2020年にフォーミュラ・ルノー・ユーロカップの王者に輝くと、翌2021年よりアルピーヌF1の育成プログラム『アルピーヌ・アカデミー』に所属。
2022年にFIA F3王者に輝くと、2023年はARTグランプリよりFIA F2へ参戦。FIA F2では第4戦終了時点で表彰台登壇2回、ポールポジション1回でシリーズランキング15位につけている。
「月曜日にモンツァで初めてF1マシンを走らせることになり、とても興奮している」とマルタンスはコメント。
「アルピーヌチームと一緒にサーキットで仕事をするのは初めてだし、彼らのF1マシンに乗る機会を初めて得られたことは特別なことだ。たくさん走り、すべてを楽しむことを目標にしている」
「シートフィッティングも終わり、シミュレーターでの作業も済ませた。今はただコースに出て、できるだけ多くのことを学び、この機会を最大限に活かすことを楽しみにしている」
そしてアルピーヌ・アカデミーを率いるジュリアン・ラウスは、「ビクトールがモンツァでA521をテストし、F1マシンを初めて走らせることを楽しみにしている」と語った。
「アルピーヌ・アカデミーに在籍している間、ビクトールは素晴らしい成績を収めてきた。そのうちのひとつがFIA F3での王者獲得だ。そして今」、彼はFIA F2にステップアップし、そこで大きな可能性を示している。F1マシンでテストは彼にとって間違いなく正しいタイミングだ」
なお、マルタンスが搭乗する翌日の5月9日には、同じくアルピーヌ・アカデミーに所属し、今季アルピーヌF1のリザーブドライバーを務めるジャック・ドゥーハンが『A521』のステアリングを握る予定だ。
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