ハミルトン「FP2でのペースに愕然。マシンが1年前とほとんど変わっていない」メルセデス/F1第5戦
2023年F1マイアミGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=2番手/2=7番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=1番手/2=15番手だった。
FP1でラッセルは、ステアリングラックの交換のため、走行時間をロスしたが、セッション終盤にソフトタイヤでアタックし、トップタイムをマーク、同じ時間帯に走ったハミルトンが2番手に続いた。しかし、FP2で大幅に気温が下がると、ふたりともマシンバランスに苦しんだ。チームは予選に向けて、FP1とFP2の間のマシンの挙動の変化について分析し、改善を図ると述べている。
なお、FP2開始時、メルセデスがハミルトンとラッセルの両マシンのパワーユニット(PU)に、シーズン2基目のエナジーストアとコントロールエレクトロニクスを入れたことが発表された。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=2番手(1分30秒337:ソフトタイヤ/24周)/2=7番手(1分28秒858:ソフトタイヤ/23周)
明日にはマシンをもっと良い状態に持っていくことができると期待して、悲観的にならないようにするよ。今日よりふたつほどポジションを上げることができるかもしれない。
今日は特に速さがなく、コース上で苦しんだ。新しい舗装になって、グリップがかなり低い。滑りやすくて、リヤエンドではその傾向が特に顕著だ。今日は路面温度がとても高かったので、スライドが多かった。
FP1ではかなりいい感じだったけれど、FP2でのペースには愕然とした。今はいろいろなことを試しているところで、これからも努力し続ける。今夜、改めて取り組み、セットアップ変更を施してマシンをスイートスポットにより近い状態に入れられるかどうかを確認する。
ここは素晴らしい場所だし、素晴らしい週末なので、ポジティブな要素はまだ残っている。
(走行後のインタビューで語り)FP1では好調に思えたけれど、FP2に入って、真のペースが見えてきた。愕然としたよ。受け止めるのが難しいようなことが時にはあるよね。
メルボルンの時とは大違いだ。あそこでははるかに運転しやすかった。バクーもここよりは良かったね。暑さのせいかもしれないし、今のバランスのせいかもしれない。でも、去年のここではひどいバウンシングに苦しんだけど、それを除けば、今もほとんど同じマシンで走っている気がする。厳しいね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
フリー走行1=1番手(1分30秒125:ソフトタイヤ/18周)/2=15番手(1分29秒216:ソフトタイヤ/21周)
今日の段階では、昨年のマイアミとあまり変わっていないように感じた。2022年のマイアミでは僕たちは金曜日こそ最速だったけれど、土曜の予選ではQ2で脱落した。今年の場合、すでにセッションのなかでマシンに変化が起きていた。FP1は少し混乱した1時間だったが、タイムは最速だった。FP2ではミディアムタイヤでのランでは力強さを感じたものの、ソフトタイヤに履き替えると、マシンが機能しなくなった。その原因について少しは理解しており、幸い今夜、改善を図る時間があるし、多少の余地がある。
日曜日には、いくつか未知の要素が残ったまま走ることになるだろう。路面が今年再舗装されたが、まだ他のサーキットのような状態ではない。予想からかけ離れているんだ。ある意味ではクールだと思う反面、実際にレースになると苦労することになるだろう。ラインから外れることは絶対に許されない。グリップがすべて失われてしまうんだ。
土曜日については、すべてが正しい方向に進めば、フェラーリとアストンマーティンの前に出られない理由はない。開幕から4戦では、3チームすべてがかなり接戦の状態だった。僕たちがすべてを最大限に生かすことができれば、それによって彼らの上に出ることができるだろう。自分たちにポテンシャルがあることは分かっているが、一夜のうちに改善する必要がある。
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