リカルドのレッドブルF1テストが7月に実施へ。ピレリタイヤテストに参加
レッドブル・レーシングのサードドライバーを務めるダニエル・リカルドは、7月のイギリスGP後にシルバーストンで実施されるピレリのタイヤテストに参加し、2023年型F1マシンRB19を初めて走らせる予定であることを明かした。
昨シーズン末でマクラーレンと決別したリカルドは、2023年はレッドブルとサードドライバーとしての契約を結んだ。
現在のF1レギュレーションではシーズン中のテストが厳しく制限されており、チームのテストドライバーやリザーブドライバーが、コース上でテストを行う機会はほとんどない。
リカルドはこれまで、ミルトン・キーンズのファクトリーで多くのシミュレーター作業を行い、チームのためにRB19の開発プログラムをサポートし、パフォーマンス向上のために貢献している。そして7月には、現在圧倒的強さを誇るレッドブルのF1マシンに実際に乗ることが予定されているという。
「これまでシミュレーター作業をしてきたけれど、7月にはシルバーストンのレース後にRB19をドライブする。ピレリテストに参加するんだ」とリカルドは『ESPN』とのインタビューで語った。
「そして9月にはモンツァの後でもう一度テストを行うかもしれない。2カ月ほど間を空けて、どのような感じか見ることになる」
昨年までの居場所であるF1マシンのコクピットに戻ったら、アドレナリンが湧き上がるだろうと、リカルドは認めている。
「速いマシンに乗るという面ではもちろんのこと、多少馴染みがあるかもしれないマシンに乗るということに興奮している。シミュレーターで少し慣れているからね」とリカルドは付け加えた。
「またドライブすることに胸を躍らせているよ。そして、かつて一緒にたくさんの成功を収めたチームに対して、僕が今も速いラップを刻めるということを思い出してもらえるようにしたい」
リカルドは、休暇は今シーズンの1年間のみになると考えている。2024年には復帰して、スキルを限界まで高めてライバルたちとホイール・トゥ・ホイールの戦いをするスリルを味わうという考えが、彼の頭のなかには確かに埋め込まれている。
「今は間違いなく素晴らしい場所にいるし、この環境についてとてもうれしく思う」とリカルドは語った。
「ではあと2、3年もこうしていることが幸せだということだろうか? おそらくそうではないだろう。でも今年に限って言えば、僕にとって素晴らしいことだ」
「今では、来年にグリッドに戻りたいと思っている。まだやり残した仕事が確かにあると感じているんだ。僕はF1の輪のなかに残っているし、準備は常にできている」
「もし来年グリッドに戻って、その後たとえば5年くらい留まったら、やるチャンスがなくなるかもしれないことについても考えている。自己実現のために、いくつかやっておきたいことがある」
「ニューヨークシティマラソンの話も出た。昨年何人か友人が走っていて、『これはかなりクールだ』と思った。そういうことを考えている。通常のシーズンにはもちろんやるチャンスがないからね。だから今年は出かけて行って、そういうことをやりたいと思う」
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