メルセデスF1、モナコGPに投入したアップグレードを解説。ハミルトンは好感触「ファクトリーの皆んなに感謝」

 

 これまで、ゼロポッドと呼ばれる独特なデザインのサイドポンツーンを使ってきたメルセデス。しかしモナコGPではこのゼロポッドを捨て、他チームと近いデザインのサイドポンツーンを搭載するなど、今季マシンW14に大幅なアップデートを投入してきた。
 この今回投入したアップグレードについて、メルセデスが詳しく説明した。
 昨シーズンから、異彩を放つゼロポッドを使い始めたメルセデス。今季は若干大きくなったものの、他のマシンにはない、独特の形状であるのは変わらなかった。
 しかしメルセデスは昨年から低迷。今季もそれは変わらず、マシンのコンセプト変更も辞さない構えを見せていた。そしてそれが具現化したのが、今回のモナコGPである。
 メルセデスはブラックリーのファクトリーで、マシンに変更を加えるべく懸命に作業に取り組んできた。彼らはダウンフォースを得ようとしただけでなく、ドライブしやすいマシンにすることを目指した。そのため、サイドポンツーンの違いが目を引くが、フロントサスペンションやフロアの変更の方が重要かもしれない。
 モナコGP開幕を前に、メルセデスは今回施した6つの変更の理由について、次のように説明している。
フロントサスペンション:上部ウイッシュボーンのフロントアームの内側取り付け点が持ち上げられている。この変更によりウイッシュボーンの後方に向かう気流の位置が変更され、サイドポンツーンに当たる気流が改善され、冷却性能が向上する。
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