角田裕毅、ポイントを逃がし落胆「雨でブレーキの問題が深刻化。クラッシュを避けるのが精一杯だった」/F1第7戦
2023年F1モナコGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は15位完走という結果だった。決勝スタート後、グリッドの位置9番手をキープ、ミディアムタイヤからインターミディエイトへと変更した後も、66周目まで9番手を走行した。しかし、ランド・ノリス(マクラーレン)とオスカー・ピアストリ(マクラーレン)に相次いで抜かれた直後にコースオフ、15番手にポジションを落とした。
テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、角田とチームの決勝について、次のように振り返った。
「非常に悔しい形でレースを終えることになった。裕毅に関してはすべてが計画どおり進んでおり、良いペースで走り、タイヤのグレイニングにうまく対処していた」
「ドライコンディションの間は、雨が降るかどうかにかかわりなく、2台ともがそれなりの位置を走っていた。雨が降ってきた時、2台を同じラップにピットに入れて、インターミディエイトに交換した。これは正しい判断だった」
「しかし裕毅はその直後にブレーキに苦しむようになった。何度も調整を試みたが、不安定なままで、ブレーキングフェーズでプッシュすることができず、ラップタイムが落ち、マクラーレン2台に抜かれ、コースオフしてしまった」
「全体として、マシンは予選とレースのドライコンディション時には優れたペースを見せた。それは心強いものの、獲得できるはずだったポイントをつかむことができず、仕事を完遂できなかったことが、非常に残念だ。今日は、我々の1台は直近のライバルたちすべてより前を走っていただけになおさらだ」
「ブレーキングの問題について理解しなければならない。また、エアロアップデートについて学ぶべきことはまだたくさんある。次戦バルセロナでマシンを次のステップに進めることを楽しみにしている」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=15位(76周/78周)
9番グリッド/タイヤ:ミディアム→インターミディエイト
ドライコンディションでは特に、良いペースを見せ、コントロールできていただけに、厳しい結果です。雨が降り始め、ミディアムタイヤからインターミディエイトに交換するピットストップのタイミングはパーフェクトでした。チームは良い仕事をしたと思います。
この週末ずっとブレーキの問題を抱えており、雨が降ったことで問題が増幅し、状況をコントロールして管理するのが難しくなりました。そこからフィニッシュするまで、全くマシンを思うようにコントロールできないような感じでした。
今日はポイント獲得が可能だっただけに、僕もチームももちろん悔しく思っています。受け入れることが難しく、改善すべき点があります。ただ、この週末から得られたポジティブな要素もあることは確かです。リセットして、次のバルセロナに集中します。
(Formula1.comのインタビューに答え)週末を通してブレーキに苦しんでいましたが、雨が降り出した後、ブレーキの問題が拡大しました。どうすることもできず、ペースは本当に悪かったです。クラッシュしないようにペースを抑えなければなりませんでした。少なくともマシンにダメージを与えずに済みました。
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