F1分析|スペインGPでの2回目のピットストップに見る、”復活”へ向けたメルセデスの自信

 

 F1スペインGPは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが完勝。通算40勝目、今季5勝目を挙げ、ドライバーズランキングでも圧倒的なリードを築くこととなった。
 フリー走行から、ライバルをまったく寄せ付けない速さを見せつけたフェルスタッペンは予選、決勝ともにその勢いを持続。レース中のペースを見ると、後続のペースに合わせて自身のラップタイムをコントロールしていた感がある。それでも、2位となったメルセデスのルイス・ハミルトンに24秒もの差をつけてフィニッシュした。
 さて今回のスペインGPでの驚きは、そのハミルトンを含めたメルセデス勢の飛躍ぶりだと言えるだろう。今シーズン開幕から苦しんできたメルセデスだが、前戦モナコGPでアップデートを投入。モナコではその真価は分からなかったものの、今回のスペインGPではその効果をいかんなく発揮した形となり、ハミルトンが2位、そのチームメイトであるジョージ・ラッセルが3位に入った。
 レース中のペースも実に優れたものだった。前述の通りフェルスタッペンはペースをコントロールしていたとしても、予選2番手だったフェラーリのカルロス・サインツJr.や、今季好調のアストンマーチンのフェルナンド・アロンソを全く相手にせず、後方からの追い上げのレースとなったレッドブルのセルジオ・ペレスと遜色ないペースで周回を重ねた。
 メルセデス勢の2回目のピットストップにも、その自信が感じられるようにも見える。
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