アルファロメオF1、新テクニカルディレクターとしてジェームズ・キー起用を発表。マクラーレンからは”お払い箱”も古巣へ

 

 アルファロメオとしてF1を戦うザウバーは、新たにジェームズ・キーがテクニカルディレクターとしてF1チームに加入することを発表した。
 キーはこれまでマクラーレン・レーシングでテクニカルディレクターを務めてきたものの、同チームの組織改革の中で、2023年シーズン第3戦オーストラリアGPを前に退任が発表されていた。
 その後キーの去就は明かされてこなかったが、9月1日付けでアルファロメオF1のテクニカルディレクターの座をヤン・モンショーから引き継ぐこととなった。
 キーはF1で25年以上のキャリアを持つ人物。2005年に史上最年少の33歳という若さでジョーダン・グランプリのテクニカルディレクターに抜擢されると、チームがミッドランド、スパイカー、フォース・インディアと体制が変わっていく中でも、重責を担い続けた。
 その後、2010年から2012年まではザウバーにテクニカルディレクターとして在籍。特にキーが手掛けた2012年型マシン『C31』は、小林可夢偉とセルジオ・ペレスのドライブによって、計4回の表彰台を獲得する活躍を見せた。
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 トロロッソやマクラーレンを経て2023年に古巣へ帰ってくることとなったキーだが、その視線はザウバーがアウディのワークスF1チームとなる2026年シーズンに向いている。
「(ザウバーのファクトリーがあるスイス)ヒンウィルへ戻り、ザウバーの昔懐かしい、そして新たな仲間と仕事ができることを嬉しく思っている。以前、ザウバーで過ごした時間はとても良い思い出だ」とキーは今回の発表に際してそうコメントを寄せた。
「ザウバーの長い歴史の中でも最も重要な分岐点であり、新しくそしてワクワクする未来へ向けてチームの技術面をリードすることを楽しみにしている。我々の前には膨大な量の仕事が待ち受けているが、ヒンウィルで働くチームメンバーひとりひとりが、我々を頂点へ導くための献身、決意、ハングリー精神を持っていると私は確信している」
「そのためには、時間と努力と忍耐が必要であり、その仕事の成果は2シーズン経過した後にしか得られないとも分かっている。しかし、我々の前には旅が待っていて、そこに道しるべはある」
「アンドレアス(ザイドル/ザウバーCEO)が私を信頼してくれたことに感謝して、その信頼に報い、彼と協力して、これからの挑戦と野望に取り組むことを楽しみにしている」
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