バニャイヤ、母国戦スプリントでポールトゥウィン! ドゥカティ勢圧倒的速さでトップ5独占|MotoGPイタリアGP

 

 ムジェロ・サーキットでMotoGP第6戦イタリアGPのスプリントレースが行なわれた。優勝したのは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
 遅めの春休みを終えたMotoGPは、今週末から怒涛の3連戦がスタート。その初戦イタリアGPでポールポジションを獲得したのは、地元戦を戦うフランチェスコ・バニャイヤだった。2番手と3番手にはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、アレックス・マルケス(グレシーニ)の兄弟が並んだ。
 スプリントレース開始時のコンディションは曇り、気温26度、路面温度が38度。晴れていた初日より幾分涼しいものとなった。
 全11周のレースがスタートすると、バニャイヤが順当にホールショットを決めるが、後方ではターン1でアレックス・マルケスがいきなり転倒してしまうというサプライズもあった。この転倒はブラッド・ビンダー(KTM)との接触があったためで、ビンダーにはその後ロングラップペナルティが科された。
 2周目に入りホルヘ・マルティン(プラマック)が先頭を奪ったが、先頭集団は一団となり、つば迫り合いの激しい攻防が続いた。
 なおスタート直後からコースの一部で雨粒が落ち始め、マシンの乗り換えを許可するホワイトフラッグが振られる事態となった。
 幸い雨は本降りになることはなく、逆に降り止むことになった。結果乗り換えまでは至らないままレースが継続。マルティン、ベッツェッキ、バニャイヤ、ヨハン・ザルコ(プラマック)、ルカ・マリーニ(VR46)とドゥカティ勢が先頭を争う中、バニャイヤがリードを取り戻した状態でレースの折り返しを迎えた。
 バニャイヤ先導のままレースはラストラップに。なおバニャイヤと2番手のベッツェッキは共にトラックリミット違反の警告を受けている状態で、慎重な走行を強いられた。
 それでもベッツェッキはプレッシャーをかけたものの、バニャイヤを攻略できないままチェッカー。母国戦のバニャイヤがポールトゥウィンを果たした。
 2位ベッツェッキ、3位マルティン、4位ザルコ、5位マリーニまでドゥカティ勢が独占。まるで“ドゥカティ・カップ”のような結果となった。
 フロントロウからのスタートだったマルク・マルケスは、レース序盤にジャック・ミラー(KTM)と接触したことによりポジションをダウン。挽回しきれず7位でのフィニッシュとなった。
 日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は、17位でのフィニッシュ。ポイント獲得とはならなかった。
 
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