MotoGP残留かそれとも? 中上貴晶、契約交渉でホンダとミーティング。小椋藍の不調の影響もカギに?

 

 LCRホンダからMotoGPに参戦中の中上貴晶。彼は現在、2024年以降の契約に関してホンダ側と話し合いを行なっている。
 中上が現在ホンダ(HRC)と結んでいる契約は、2023年シーズンの単年契約となっている。そのため、2024年以降もMotoGPに留まるためには契約更新を勝ち取る必要がある。
 3連戦の初戦イタリアGPで中上はホンダ側と話し合いを始めたいと語っていたが、彼は先日行なわれたドイツGPで短いながらもミーティングを行なったと明かした。
「今週末ちょっとしたミーティングを行ないました。アッセン(オランダGP)でもまたミーティングをするつもりです」
「ですから、何らかのニュースが得られると思います。それが良いニュースか悪いニュースか、それは僕も分からないですけどね」
「今は自分の仕事に集中しています。難しい状況なのは確かですが、諦めていません。バイクに乗り、レースを完走していきたいです。自分のベストを尽くして、来年の契約がどうなるか様子を見たいです」
 中上は今シーズン、ホンダ・RC213Vの苦しい状況も合わさり、かなり苦しいレースが続いている。ただ中上の契約更新に向けては、いくつかプラスに考えられる要素もある。
 それがMoto2参戦中の小椋藍の苦戦だ。彼は2022年にMoto2でタイトルを争い、中上の後任として2023年のMotoGPクラス昇格があるのではないかと見られていたライダーだ。
 本人の考えもあり2023年はMoto2への継続参戦となったが、小椋は怪我によってテストと開幕戦を欠場。復帰した後の小椋は低調なシーズンスタートとなり、第7戦ドイツGP終了時点で11ポイント獲得に留まるなど、昨年から一転して苦しいシーズンとなってしまっている。
 そのため、小椋が2024年にMotoGPクラスへ昇格するかが不透明になっているのだ。彼が調子を取り戻してMotoGPへ上がるか、それとももう1年Moto2で戦うことになるのかによって、中上がMotoGPに残留するか否かも変わってくるだろう。
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