バニャイヤが今季4勝目挙げて夏休みへ。ビンダー、トラックリミット違反で表彰台“再び”逃す|MotoGPオランダGP決勝

 

 TTサーキット・アッセンでMotoGP第8戦オランダGPのMotoGPクラス決勝レースが行なわれた。優勝はドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤだった。
 オランダGPは3日間を通じて天候に恵まれ、”ダッチウェザー”に悩まされることのないレースウィークとなった。レース開始時のコンディションは気温31度、路面温度45度だ。
 予選ではマルコ・ベッツェッキ(VR46)がポールポジションを獲得。2番手にバニャイヤ、3番手にルカ・マリーニ(VR46)とドゥカティ陣営がフロントロウを独占した。
 全26周のレースがスタートすると、5番グリッドのブラッド・ビンダー(KTM)がロケットスタートを決めて、ホールショットを奪取。バニャイヤ、ベッツェッキと続き、さらにアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)もポジションをアップしてきた。
 2周目のターン1、ロケットスタートを決めたビンダーの僚友であるジャック・ミラーが転倒。レースには復帰できず、ここでリタイアとなった。
 更に3周目にはヨハン・ザルコ(プラマック)とファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がターン6でクラッシュ。また4周目にはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)もターン8で転倒と、レース序盤は荒れた展開が続いた。
 先頭争いではバニャイヤがビンダーを追い抜いてトップに浮上。ベッツェッキまでの3人が集団となり、エスパルガロが1秒ほど後方でそれを追うという状況だった。
 トップ3は密集した状態での走行がしばらく続いていたが、バニャイヤのペースが速くレース後半に入って徐々にビンダーとベッツェッキが遅れはじめ、0.5秒ほどの差を付いた。
 それでもベッツェッキは粘りの走りを見せ、残り10周時点でビンダーを捉えると時間をかけずにオーバーテイク。2番手に浮上し、1秒ほどのリードで首位を走るバニャイヤを追いかけた。
 だがその1秒の差は、なかなか変化しなかった。ベッツェッキがプッシュをしたかと思えば、バニャイヤもすかさずペースを上げ、1秒のギャップを維持した。
 結局バニャイヤがこの約1秒の差をラストラップまで守りきり、トップでチェッカー。今シーズン4勝目を挙げた。2位はベッツェッキだ。
 3位争いは終盤にかけて白熱。ビンダーに対しエスパルガロが0.2秒と僅差まで接近し、オーバーテイクのチャンスを狙う状況が続いた。ただエスパルガロの牙は届かず、ビンダーが3番手フィニッシュとなった。
 しかしフィニッシュ後、最終ラップのターン8でトラックリミット違反が認められたことで、ビンダーに1ポジションダウンのペナルティが決定。エスパルガロが繰り上がりで3位表彰台を手にした。
 エスパルガロは序盤の接触で右フロントウイングを破損している状況で走り続けていただけに、殊勲の表彰台獲得となった。またエスパルガロは最後、ホルヘ・マルティン(プラマック)に迫られ、0.009秒差でのフィニッシュ……まさに紙一重の表彰台だったと言える。
 またLCRホンダの中上貴晶は14番手スタートからスタートでポジションを上げると、レースは8番手周辺で周回。途中トラックリミット違反によるロングラップペナルティを受けてしまったが、今季ベストとなる8位でフィニッシュを果たした。
 MotoGPは今回のオランダGPをもって、1ヵ月半のサマーブレイクに入る。次戦は8月6日決勝のイギリスGPだ。サマーブレイク明けには、今年苦戦しているヤマハとホンダが、どういった改善を用意しきたかが注目されることになるだろう。
 
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