F1王者マックス・フェルスタッペンの相棒エンジニア“GP”、レッドブル加入の裏にベッテルの厳しい面接あり
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、かつてチームでF1タイトル4連覇を遂げたセバスチャン・ベッテルが行なった“面接”が、最終的にマックス・フェルスタッペンとジャンピエロ・ランビアーゼのコンビ構築に繋がっていると語る。
F1ドライバーズタイトル2連覇を果たし、2023年シーズンは3連覇に向けて猛進するフェルスタッペン。レースをトップで周回する彼の無線には、度々“GP”ことランビアーゼが登場する。
ランビアーゼは真面目な態度で知られ、2020年にシルバーストンで行なわれた70周年記念GPでは、レース終盤に首位走行中のフェルスタッペンから「レース中に水分摂った?」とからかわれた。
ランビアーゼは2005年にジョーダンでF1キャリアを開始すると、後身のフォース・インディアでポール・ディレスタ、セルジオ・ペレスのレースエンジニアを務めた。
その後2015年からレッドブルに加入し、昨年夏からはレッドブルの主席レースエンジニアを務めている。
motorsport.comの独占インタビューに応じたホーナーは、ランビアーゼを引き抜く際にベッテルがいかに重要な役割を果たしたかを説明した。
レッドブル所属時のベッテルのエンジニアは、“ロッキー”ことギョーム・ロケリンが務めていた。そしてレッドブルは、その後任としてランビアーゼを起用しようとしていた。
「GPは大きく成長した」
ホーナーはランビアーゼについてそう語った。
「GPは元々、レースエンジニアリング責任者としてステップアップしようとしていたロッキーの後任としてやってきた」
「彼はロッキーの後継者(としてベッテルのレースエンジニア)になるため、セバスチャンから長時間の面接を受けるなど厳しいプロセスを経た」
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