ランボルギーニ、来季WECとIMSAに投入のLMDh車両をグッドウッドで公開へ。開発に元F1ドライバーのグロージャンやクビアトら加わる
ランボルギーニは、来季から世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスに投入予定のLMDh車両を、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FOS)で7月13日(木)に公開することを明かした。
このLMDh車両は、ランボルギーニのモータースポーツ部門スクアドラ・コルセが全面的に開発した初のレーシングエンジンを搭載。90度のバンク角が付けられたV8ツインターボエンジンに、LMDh規定で定められている標準ハイブリッドシステムを組み合わせる。ハイブリッドシステムには、ボッシュ製のMGUや、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング製のバッテリーパックがなど採用されている。
パワーユニット全体の最高出力は、規定で定められている480〜520kWのちょうど中間となる500kW(680PS)で、最高時速は340km/hに達するという。
LMDh車両は次世代LMP2シャシーをベースとし、ランボルギーニはシャシーサプライヤーにリジェを選択。共同でマシン開発を進めてきた。
車両サイズは全長5100mm×全幅2000mm、ホイールベースは3148mm。車重はLMDh車両の規定で定められている最低重量である1030kgとなるようだ。
WECハイパーカークラスには、トヨタやフェラーリ、プジョーなどのル・マン・ハイパーカー(LMH)勢に加えて、ポルシェとキャデラックがLMDh勢として参戦中。来季からはランボルギーニに加えてアルピーヌやBMWもLMDh車両を投入予定となっている。
IMSAのGTPクラスにはBMWやポルシェ、キャデラック、アキュラがLMDh車両で参戦しており、ここにランボルギーニも名を連ねることになる。
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