グリッケンハウス、今季残るWEC富士とバーレーンへの参加は未定。タイムリミット迫るも、状況はスポンサー次第に
グリッケンハウスは、2023年のWEC(FIA世界耐久選手権)のハイパーカークラスに1台体制で参戦しているが、9月の富士と11月のバーレーンへの参戦について、まだ決定待ちであることを明らかにした。
チームの創設者であるジム・グリッケンハウスによれば、それはグリッケンハウス・レーシングチームがプログラムを進めるためのスポンサーを見つけられるかどうかにかかっているという。
「我々はまだ決定をしていない。まだ取り組んでいる最中なので、富士とバーレーンに出るとは言えない」
「必要なのは、今年の残りと2024年に向けての活動を可能にし、そして競争力を維持できるよう、エボ仕様のマシンを開発することを可能にする真剣なスポンサーを得ることだ」
「我々はそれ(スポンサー獲得)に近づいているが、我々が必要な支援を得られるか、得られないかのどちらかだ」
「我々には、スポンサーが活用できる大きなポテンシャルがあると思う」
グリッケンハウスは昨年の今頃、WECへの参戦を中断していた。2021年にWECに参戦して以来、最も競争力を見せたのは参戦中断前の2022年モンツァ。ポールポジションを獲得したものの、決勝レースはターボの不具合のトラブルなどに見舞われ結果を残せなかった。
その後、今季のWECへの復帰を約束したのは12月になってからだった。
なお、今季残る2レースを欠場したとしても、来季のWEC参戦の可能性が損なわれることはないとジム・グリッケンハウスは主張した。
「WECとは良好な関係を保っており、彼らには常に情報を提供している。彼らは私たちの努力をとても応援してくれている」
グリッケンハウスが残り2レースへの参戦可否を決定するのはそう遠くないだろう。9月10日の富士6時間レースに向けて、貨物は来週水曜日の船便で出発するからだ。
また、チームが富士やバーレーンに参戦するためアジアに遠征する場合、ドライバーをどうするかについて決定するのはまだ時期尚早だとグリッケンハウスは語った。
前戦モンツァ6時間レースでは、ライアン・ブリスコーに代わりナタナエル・ベルトンを起用したが、ブリスコーもチームの一員であることをグリッケンハウスは強調した。
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