ユーロ・フォーミュラ・オープン（EFO）に参戦する野田樹潤ことJujuは、ポール・リカール・サーキットで開催された第4ラウンドのレース1で優勝。シリーズ初の女性ウィナーとして歴史に名を刻んだ。　2020年からヨーロッパでのレース活動を本格化させたJujuは、デンマークF4で2シーズンを走った後、昨年は女性のみで争われるフォーミュラ選手権「Wシリーズ」に参戦。2023年からF3カテゴリーのEFOへと戦いの場を移している。　ポール・リカール戦では、参加台数は8台と限られていたものの、うち4台はモトパークであり、Jujuは1台体制のNODAレーシングで挑むこととなった。　7月22日（土）に行なわれたレース1でJujuは、5番手からスタートでひとつポジションを上げると、トップ勢を見据える位置で走行していた。　しかし4周目にトップ2台が交錯し、セーフティカーが出動。Jujuはこの混乱に乗じてトップへ浮上した。リスタート後もJujuは後続の追撃をかわし切り、EFOで初のトップチェッカーを受けた。加えてファステストラップのボーナスポイントも獲得した。　翌7月23日（日）に行なわれたレース2、レース3ではそれぞれ4位入賞と3位表彰台を獲得。第4ラウンドで一挙53ポイントを稼いだことで、シーズン折返しでドライバーズランキング5番手につけている。なお、ルーキードライバーとしてはこれが最上位だ。 …読み続ける