調子落とすアストンマーチンF1、その原因は「間違った空力パーツ選択」にアリと説明

 

 アストンマーチンは、ここ数週間のマシン開発とセットアップでの「間違った選択」が、低調なシーズン中盤を招いたと考えている。 昨年はコンストラクターズランキング7位に終わったアストンマーチンだが、今季は開幕からのスタートダッシュに成功。開幕8戦で6回の表彰台を獲得した。 しかし第9戦カナダGPでフェルナンド・アロンソが2位表彰台を獲得して以降、マクラーレンやメルセデス、フェラーリといった他チームが成長を遂げたことで、アストンマーチンは相対的に後れを取ることとなった。 また、シーズン序盤で見せていた低速コーナーでのアストンマーチンAMR23の強みも翳りを見せており、低速サーキットでもレッドブルに迫ることはできなくなった。 第12戦ハンガリーGPの週末、アロンソはイギリスGPから投入された新しい構造のタイヤによる影響を指摘していたが、アストンマーチン上層部はそれに懐疑的だ。 今週末に行なわれる第13戦ベルギーGPを前に、チーム代表のマイク・クラックは、マシンのアップデートとセットアップ変更の組み合わせがAMR23にいくつかの“副作用”もたらしたというのがチームの結論だと語った。「マシン開発のプロセスは非常に複雑だ」とクラック代表は言う。「何かひとつを変えて、他の全てが問題ないということはない。変更を加えた時は常に副作用がある」「そして次のことを検討する必要がある。例えば、ダウンフォースは大きくなるが、性質の異なるパーツを使うのか、あるいはその逆なのか……1〜2回の状況において、我々は正しい選択をできなかったと考えている」 クラック曰く、チームがここ数戦で間違った道に進んでしまったのではないかと疑念を抱いていたが、疑念が確信に変わったのはハンガリーGPの後だという。「前にも見られたことだが、ハンガリーがパズルの最後のピースだったと思う」とクラック代表は言う。「我々がもう少し競争力を発揮できるサーキットだと思っていたが、そうではなかった。それが、我々が正しい方向に進めていないと裏付ける最後のデータだった」 …読み続ける

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