フェルスタッペンがGT3チームの立ち上げを計画。2025年からの選手権参入を目指す
現F1世界王者のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、チームを結成して2025年のGT3チャンピオンシップに参入する計画があることを認めた。しかし計画は「まだどちらかというと初期段階」だという。
『Formule1.de』誌の独占インタビューでフェルスタッペンは、新チームの名称は『Verstappen.com Racing』となる予定であることを明かし、シムレースをするなかで培ったチーム・レッドラインとのつながりが今回のチーム結成のきっかけとなったと述べた。
「GT3クラスから始めて、そこからどこに行き着くか、しばらく見てみようと思っている」とフェルスタッペンは語った。この活動の目的は「身近な人たちのレース活動をスポンサードしたり、支援したりする」ことにあるという。
「最終目標は自分たちのレーシングチームを立ち上げることだ。現在、DTMやGTWCスプリントで活動するティエリー・フェルミューレン、またラリーで活動する僕の父とも関わりを持っている」
オランダ人のフェルミューレンは、今季エミル・フレイ・レーシングからフェラーリ296 GT3を駆ってDTMに参戦し、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのスプリント・カップシリーズにもエントリーしている。現在20歳であるティエリーのマネージャーは父親のレイモンド・フェルミューレンで、レイモンドはフェルスタッペンのマネージャーでもある。この背景がティエリーとフェルスタッペンの親交を育んだ。
フェルスタッペンはこの新プロジェクトに大変乗り気ではあるが、レッドブル・レーシングに属してF1世界選手権を争うという自らの本分をおろそかにはしたくないと考えている。そのため、この新プロジェクトがどれだけ早く実際の形にするか気を配っている。
「来年は少し厳しいかもしれない。でも早ければ早いほどいい。2025年にGT3チームを結成。マシンは少なくとも2台。これぐらいが妥当だろう」
フェルスタッペンは現在F1のサマーブレイク中だ。ドライバーズ選手権でチームメイトのセルジオ・ペレスに125ポイント差をつけて首位に立っており、3連覇に向けて盤石の体制であるようだ。今季はあと10戦を残しており、レース再開はフェルスタッペンのホームレースとなるザントフォールトで行われる8月25〜27日のオランダGPからとなる。
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