高橋巧、リンス代役で参加のサンマリノGPは105%タイム突破できず終了「機会を与えてくれたホンダとチームに感謝しています」
負傷中のアレックス・リンスの代役としてLCRホンダからMotoGP第12戦サンマリノGPに出場した高橋巧だが、トップから105%という基準タイムに届かなかったことで、予選以降のセッションに出場できずに週末を終えることになった。 第6戦イタリアGPでクラッシュし右足を骨折してしまったリンスは、回復に時間がかかっており、現在も欠場が続いている。これまではWSBKライダーのイケル・レクオナが彼の代役を務めてきたが、サンマリノGPではWSBKのマニクール戦と日程が重複しているため、レクオナ以外から代役を立てる必要があった。 そして起用されたのが今年の鈴鹿8耐ウイナーでもある高橋だ。彼にとっては8年ぶりのMotoGP参戦だった。 ただサンマリノGPが始まると、高橋にとっては厳しい状況が続いた。初日のフリー走行とプラクティスでは、予選に参加するために必要な各セッショントップのライダーから105%以内のタイムを記録できなかったためだ。 2日目午前のFP2が最後のチャンスとなっていたが、ここで5.186秒差の1分36秒989を記録。そしてこのタイムは105%以内には僅かに届かないものだった。そのため高橋は予選に参加できず、結果としてスプリントレースと決勝レースにも参加せずに週末を終えることとなった。 高橋はFP2で転倒があったが、彼としてはこのアクシデントがなければ通過できたはずだと考えているという。なお後の検査では右足親指に小さなヒビが入っていることが判明したとチームは報告している。■LCR …読み続ける
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