ハースF1、ピットガレージを刷新。“メカニックフレンドリー”な設計で作業効率向上を目指す

 

 ハースはシンガポールGPに向けて、週末を通した作業とクラッシュ時のマシン修復作業を効率化すべく、ピットガレージを刷新した。 マリーナ・ベイ市街地サーキットに登場したハースのピットには、ガレージ中央に新しいカウンターが設置されている。 従来型では、ケビン・マグヌッセンとニコ・ヒュルケンベルグのマシンを収容するガレージの両側を隔てるモノが何もない設計だったが、この変更によって各ドライバーのタイヤストラテジストやパフォーマンスメカニック、チーフメカニックのコミュニケーションや連携が改善されることが期待されている。 このカウンターには、工具や給油設備用の戸棚や収納も設置されており、クラッシュやトラブルなどによってマシンの修理が必要になった時に、素早く作業道具にアクセスすることができるようになった。 これにより、メカニックはガレージ内やガレージ裏の倉庫を行ったり来たりする必要がなくなり、時間の節約となる。 ハースは新しいピットガレージに関して、他チームの半分の期間である1年でコンセプトから完成までこぎ着けたという。カウンターを中央に設置するこのレイアウトを既にライバルチームも使用していることをハースも理解しているが、背景にはビッグチームにも劣らぬインフラ設備を導入したいという意図があった。 また、資本資産である今回の変更が予算制限に組み込まれることはないが、新しいピットガレージで1回の輸送あたり4トンの貨物を節約できるため、ランニングコストの削減と持続可能性の向上に寄与するという。そのため、ハースは1年半以内にこの変更の元が取れると見込んでいる。 そして、ガレージ設備は今後、空路ではなく海路で輸送されることになるようだ。 …読み続ける

F1&雑談
小説
開発
静岡

小説やプログラムの宣伝
積読本や購入予定の書籍の情報を投稿しています
小説/開発/F1&雑談アカウントは、フォロバを返す可能性が高いアカウントです