F1日本GP FP1:フェルスタッペンが首位発進。角田5番手、ローソン9番手とアルファタウリがトップ10入り
2023年F1第17戦日本GPのフリー走行1回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は5番手だった。
日本GPのフリー走行1回目、2回目では2024年シーズンに向けたタイヤテストの一環で、新しいC2タイヤが持ち込まれる。ピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラによると、「来シーズンに向けたホモロゲーション取得を視野に入れたテスト」とのことで、今後は第20戦メキシコGPでも新しいC4タイヤのテストを行うことになっている。
気温28度、路面温度37度、湿度75%というコンディションで、11時半にセッションがスタート。日本GPに持ち込まれているタイヤはハードタイヤがC1、ミディアムタイヤがC2、ソフトタイヤがC3となっている。レースコントロールが発表したこのセッション中の降水確率は10%だ。なお今回はメルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフがチームに帯同していないため、元F1ドライバーのジェローム・ダンブロジオが代理を務めている。
序盤は多くのマシンがテストタイヤを履くなか、トップに立ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)でタイムは1分32秒442。ミディアムタイヤのフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が0.7秒差で2番手、テストタイヤのセルジオ・ペレス(レッドブル)が1.4秒差で3番手だ。角田はテストタイヤでコースに出た後ミディアムに履き替えたが、アンダーステアを訴えていた。
セッション中盤に入るとソフトタイヤを投入し、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が1分33秒448に浮上。フェルスタッペンは1分31秒647、ペレスが1分33秒043とレッドブル勢が1-2につけるが、前戦シンガポールGPで優勝したカルロス・サインツが1分32秒273、シャルル・ルクレールが1分32秒693とフェラーリ勢が2、3番手に割って入り、アロンソが5番手に続いた。
残り20分を切ったあたりでリアム・ローソン(アルファタウリ)が「バイザーに軽い雨が降ってきた」と報告するが、各車ドライタイヤで走行を続ける。アロンソが4番手に上がり、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)が1分32秒991で5番手に浮上。出場が危ぶまれていたランス・ストロール(アストンマーティン)も1分33秒040で6番手と、アストンマーティンも揃って上位につけた。アルファタウリもソフトに交換し、ローソンが1分33秒005で6番手、角田が1分32秒597で4番手だ。
終盤はサーキットの一部で雨が降ってきたが、複数のドライバーはハードタイヤを投入するなど、ドライコンディションのままセッションは終了。フェルスタッペン、サインツ、ノリスというトップ3で、4番手にルクレール、5番手には角田がつけた。6番手以下はアロンソ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、アルボン、ローソン、ストロールとなっている。
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