バニャイヤ、痛恨の転倒でタイトル争いほぼ振り出しに……「チャンピオンを目指す上であってはならないこと」

 

 MotoGP第13戦インドGPの決勝で、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は転倒によりノーポイントに終わった。タイトル争いのリードを大きく失ってしまったレースとなったが、彼としても厳しく受け止めている様子だ。 バニャイヤは3番グリッドからスタートすると、レースの大半でホルヘ・マルティン(プラマック)との2番手争いを演じた。 全21周のレースの13周目にマルティンを追い抜いたバニャイヤだったが、その直後に転倒。レースはノーポイントで終えることになり、一方でマルティンは2位を獲得した。 この結果、バニャイヤはタイトル争いにおけるリードを大きく失った。ランキング2番手のマルティンに対しインドGP前に36ポイントあった差が、レース後は13ポイントにまで接近されてしまったのだ。 バニャイヤはレースを振り返ると、マルティンや今回ポール・トゥ・ウィンを果たしたマルコ・ベッツェッキ(VR46)らに対抗するためには、限界までプッシュする必要があり、さらにその走りをハードタイヤで行なうリスクを負わなければならなかったと話した。なお、ハードタイヤをフロントに選んだのは、バニャイヤを含めわずか2名だった。「プッシュしていたよ」とバニャイヤは言う。「ハードタイヤでレースをするリスクは受け入れていた。何故かは正直わからないんだけど、他のドゥカティ勢がみんなミディアムを使えていたのに、僕は使えなかったんだ。ミディアムではいくつか問題が発生していて、ロックさせてしまうことも多かった」「ブレーキングの問題が多かったんだ。でもあの瞬間までは間違いなく良かった。ミディアムよりも良いフィーリングだったんだ。でも限界に行き過ぎると、ああいったことも起こりうる」「ただ、これ(ハードタイヤ)が彼らと戦うための唯一の可能性だった。今日のベッツェッキは倒せる相手じゃなかったけど、ホルヘとは戦えていた。彼を追い抜いてすぐにペースを上げるのはできなかったけどね」「(転倒した)ターン5へのブレーキングで、スライドしているところからリヤが(グリップを)取り戻してくると、すぐにフロントがプッシュされてしまって、転倒してしまった。これは起こりうることだ」「僕はチャンピオンを目指して戦っているから、今回のようなことはあるべきではないことだと思うし、嬉しくない。こんな失敗は、今の僕はしてはいけないミスなんだ」 …読み続ける

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