アルボンとウイリアムズF1、パフォーマンスを改善したアルファタウリを警戒「それなりに難しい相手になる」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、最近アルファタウリがパフォーマンスを改善していることと、それが今年のコンストラクターズ選手権で力強い結果を出したいというウイリアムズの希望にとって何を意味するかということに、懸念を抱いている。
ウイリアムズは昨年のランキングではわずか8ポイントで最下位となったが、対するアルファタウリは35ポイントを獲得していた。しかし今年の状況はまったく異なって見える。アルボンの5回の入賞によって、ウイリアムズは現在ハース、アルファロメオ、アルファタウリを抜いて7位につけており、アルファタウリは6レースを残してわずか5ポイントで最下位に沈んでいる。
しかし最近のレースでアルファタウリは復活の兆候を見せている。彼らは過去5戦のうち2戦でポイントを獲得し、直近の日本GPではリアム・ローソンが11位、角田裕毅が12位でフィニッシュした。一方、アルボンの夏の力強さはこの2戦で勢いを失ってきている。シンガポールでの順位は11位で、日本GPでは無得点のチームメイトのローガン・サージェントとともにリタイアを喫した。このままではアルファタウリが改善を進めてすぐにウイリアムズに追いつき、2023年の終盤戦で彼らを追い抜く可能性があると、アルボンは恐れている。
「彼らはシンガポールで速かった。彼らはどのコースでもまた速さを発揮するだろう」とアルボンは予測した。
「彼らの進歩はかなり大きいと思うし、少し心配している」
角田は日本GPを9番グリッドからスタートしたが、レースでは入賞圏内から落ちてしまった。これについてアルボンは、週末を通したチームのタイヤ戦略が原因だと考えている。
「彼らは自分たちでピットストップを決めただろうけれど、彼らのタイヤ選択には本当に驚かされた。彼らはたった1セットのミディアムとハードしか与えなかった。裕毅には新品のソフトすらなかったと思うよ」
タイヤについて角田は、「もちろんレースでこれだけデグラデーションが出るとは予想していませんでした」と振り返った。
「他のチームはハードタイヤを履いていましたが、僕たちはそうではなかった。今後に向けて気をつけるべきことがあります」
「僕たちは最大限に活用していると思います。少なくとも僕はそうです」
角田は、今週末のカタールGPでダニエル・リカルドがチームに復帰できるほど十分に回復しているかどうか、知らせを待っている。ウイリアムズの車両性能責任者を務めるデイブ・ロブソンは、今シーズンの残りのレースを通してアルファタウリの脅威があることを強調した。
「アルファタウリの現状からすると、それなりに難しい相手になるだろうと思う。さらに多くのポイントを獲得するのは難しくなるだろう」
またどのコースがウイリアムズに有利かと尋ねられたロブソンは、「ラスベガスは興味深いものになりそうだ。新しいし、ベガスだからね」と答えた。
「マシンとそれなりに相性がいいのではないかと思う。とは言うものの、未知数は大きい。ターマックの路面はどのようになるのだろうか?」
「実際のところ、私はカタールに戻るのがとても楽しみだ。どう展開するのか見たいね」
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