先日マルク・マルケスはホンダとの契約を早期終了したことが発表された。両者の蜜月は11年間で終わることになったが、彼の残留のためにホンダは現ドゥカティのジジ・ダッリーニャ獲得のオファーを行なっていたようだ。　ダッリーニャは2007年のケーシー・ストーナーによる戴冠以来低迷していたドゥカティに、2013年末から加入。以後、彼の指揮のもとドゥカティは少しずつ進歩を重ね、今ではグリッド上でも最良のバイクとみなされるようになった。　契約を早期終了することになったマルケスも、正式な発表は行なわれていないが、来季はグレシーニでドゥカティのマシンを走らせることになると見られている。　そんな今の強いドゥカティを生み出した立役者のダッリーニャだが、彼にはホンダからマルケスの残留の一助とするため、引き抜きのオファーが出されているという噂があった。そしてマルケスの離脱が公表された今、ダッリーニャはホンダからのオファーが事実だったと明らかにした。「普通のことだとは思うが、いくつか検討が行なわれた」　ダッリーニャはホンダのオファーについて、イタリアのGazzetta …読み続ける