ポールのルクレール、誤った戦略&チームオーダーの後に失格「ペースにふさわしい結果を出せず」フェラーリ/F1第19戦
2023年F1アメリカGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは6位でフィニッシュした後、フロアのプランクアセンブリの厚さが規定に沿っていなかったことが判明し、失格となった。4位でフィニッシュしたカルロス・サインツは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が失格になったことで、3位に繰り上がった。
ルクレールはポールポジションからスタートで2番手に落ち、11周目には4番手に。その後、ただひとり1回ストップで走り切ったが、終盤には6番手まで落ちてしまった。サインツは2回ストップで走り、途中、チームはルクレールに対して後ろのサインツを前に出すよう指示、ルクレールは不満を示していた。
フェラーリによると、ふたりとも序盤からミディアムタイヤのデグラデーションに苦しみ出したという。ルクレールを1回ストップで走らせると決めたチームだが、「誤った戦略」だったと認めている。フレデリック・バスール代表は、1回ストップで行くことはスタート前から決めていたとして、「我々のデータでは、、1ストップと2ストップのふたつの戦略に大きな違いはなかった。だが、実際走ってみると、それが間違っていることが分かった」と述べている。
ふたりのポジション交換については「最大限のリザルトを確保するために、ふたりのポジションをスワップした」ということだ。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=失格(6位フィニッシュ 56周/56周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
※失格前のコメント
今日の戦略は正しくなかったと言うしかないだろう。データ上は、1回ストップと2回ストップの戦略による結果は、ほぼ同じであると示されていたが、実際にはそうではなかった。
週末を通してマシンに良い感触を持っていたし、レースペースも悪くなかった。だからこそ、もっと良い結果を持ち帰ることができなくて残念だ。
シーズン残りのレースを使って、できるだけ多くのことを学習し、将来、あらゆる機会を最大限に生かせるようにする必要がある。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(56周/56周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ミディアム→ハード
※順位変更前のコメント
今日のリザルトは、僕たちに可能な最大限のものだったと思う。レースを通して、ペースはまずまずだった。終盤には3番手を走るマシンとのギャップを縮めることもできた。残念ながら今日前を走っていたライバルたちは、僕たちよりも速かったので、追いつくことはできなかったけどね。
僕たちは望んでいる位置にいないが、今回厳しいレースになることは最初から分かっていた。これから焦点をメキシコに切り替えて、次週に備える必要がある。
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