角田裕毅、F1メキシコシティGPで入賞の大チャンス到来も接触で失意の無得点「こういう形で終わって本当に残念」僚友リカルドは7位

 

 エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催されたF1第20戦メキシコシティGP。アルファタウリの角田裕毅は一時ポイント圏内を走りながらも、接触によりそのチャンスを逃し、悔しさを滲ませた。 角田はメキシコシティGPに向けて規定数以上となるパワーユニットとギヤボックスを投入。これによりグリッド最後尾からの出走が決まっていた。 角田はスタートで18番手から15番手までジャンプアップすると、2周目にはフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)を交わして14番手に。前を行くケビン・マグヌッセン(ハース)の攻略も狙った。 ただ角田はターン1で追い抜きを仕掛けた際にオーバーシュート。タイヤをロックアップさせたこともあってか、9周目にピットへ入りタイヤとフロントウイングを変更した。 必然的に2ストップ戦略となった角田のペースは、ハードタイヤを履いた第2スティントでも良く、スタートで唯一ソフトタイヤを履き、角田と同じように早々にハードタイヤに履き替えたランド・ノリス(マクラーレン)と共に、クリーンエアーの中を走ることでタイムを稼いだ。そしてまだピットストップを行なっていない隊列の後方に追いついてからも、ノリスに離されることなく追い抜いていくことができた。 その結果、マグヌッセンのクラッシュによってセーフティカー(SC)が出動した時に角田は10番手。後にSCは赤旗へと切り替わったが、SC中にノリスを含む前2台がピットインしたことで、角田は赤旗でロスなく新品ハードタイヤに履き替えることができ、8番手で再スタートを迎えた。 レース後半は、タイヤの面で有利な角田が執拗に7番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)を攻め立てる展開に。しかし角田は何度かオーバーテイクを試みるも抜ききれず……後方からはノリスが猛烈に追い上げ、後方乱気流によって追いかける角田のハードタイヤにデグラデーション(性能劣化)の症状が出始めた。 49周目、角田はターン1のアウト側からピアストリにオーバーテイクを仕掛けるも両者は接触し、角田がスピン。ポイント圏外へ転落し、結果12位でレースを終えた。「インシデントについてはコメントしたくありません。ドライブ中に言ったことで十分だと思います」 角田はレース後、そう語った。「他のクルマの後ろを走っていたので、デグラデーションが発生していました」「タイヤが音を上げ始めたのを感じたので、すぐにでもオーバーテイクしたいと考えていました。ただ、ブレーキの面にも僕らには限界がありました」 …読み続ける

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