WEC最終戦バーレーンのBoP発表。ポルシェとキャデラックのLMDh勢が7kg軽量化

 

 11月4日に開催されるFIA世界耐久選手権(WEC)最終戦バーレーン8時間レースに向けて性能調整(BoP)が発表され、ポルシェ963やキャデラックVシリーズ.Rの最低重量が7kg軽量化された。 これは、LMH規定のマシンとLMDh規定のマシン間の性能を調整し、より公平な競争条件を生み出すことを目指す”プラットフォームBoP”が変更されたことを意味する。ポルシェ963やキャデラックVシリーズ.Rの調整が同じとなっているのもそれが理由だ。 2023年のBoP新ルールでは、7月のモンツァ戦と9月の富士戦の後にプラットフォームBoPの変更が認められている。 ル・マン24時間レース後の今年7月、WECを運営するFIAとACO(フランス西部自動車クラブ)がシーズン終盤3戦(モンツァ、富士、バーレーン)のBoPを発表しているが、これは車両別の調整であり、マニュファクチャラーBoPと呼ばれている。 本来、この7月に発表されたモノが今季唯一のマニュファクチャラーBoP変更となるはずだったが、FIAとACOはル・マンを前に競技者の同意なしにレギュレーションを上書きすることを選択した。 FIAとACOは、トヨタが開幕3ラウンドで圧倒的なパフォーマンスを見せたした後、LMHレギュレーションで製造されたマシンの性能差が”当初の予想よりも大きかったため、この変更が必要だと主張した。 …読み続ける

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