ラスベガスGPはF1とリバティ・メディアが主催者。彼らが巨額投資をする理由

 

 先日初開催されたF1マイアミGPは、コースのコンディション等に関していくつか批判的な意見が出たものの、概ね大成功だったと言えよう。
 チケットは早々に完売。連日多くの観客が訪れ、コース上でのバトルに歓声が上がった。アメリカでのF1人気の拡大を、まさに象徴した格好であった。
 そして来季からは、ラズベガスでのグランプリが開催される。これでオースティンのアメリカGPと合わせて、アメリカ国内で3レースを開催する体制となり、F1のオーナー企業であるリバティ・メディアの目論み通りになりつつある。
 なおマイアミGPは、グランプリを運営するためにステファン・ロスとマイアミ・ドルフィンズによって立ち上げられたサウスフロリダ・モータースポーツがプロモーターを務めた。
 しかしラスベガスGPはまったく別の形となる。もちろんラスベガス市やサーキット周辺に林立するカジノもパートナーを務めるが、プロモーターとなるのはリバティ・メディアの子会社であるライブ・ネーションと、F1自体である。F1はこのために、既に独立した会社を設立。一部のスタッフは既に新会社に異動している。

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