フェラーリの抗議は却下! ペレス&フェルスタッペンは「ピット出口のライン”越えていない”」と判断

 

 FIAスチュワードは、フェラーリによって出されていたレッドブルへの抗議を却下。これにより、F1モナコGPの結果が確定した。
 フェラーリは、レッドブルのセルジオ・ペレスとマックス・フェルスタッペンがピットアウト時にピット出口のイエローラインを越えたのではないかと抗議した。だがスチュワードは両ドライバーへのヒアリングなどを実施した結果、抗議を却下した
 フェラーリは特にフェルスタッペンがピットアウト時、左フロントタイヤがイエローのライン上に乗っていたと主張。これはレース前に出されていたイベントノートや、国際競技規則に違反しているのではないかと訴えた。
 一方でレッドブルは、国際競技規則が要求する通り、マシンはまだラインの右側に残っており、レギュレーションには違反していないと主張した。
 スチュワードはレッドブルの見解に同意した。このケースに該当するレギュレーションであるFIA国際モータースポーツ競技規則付則L項の第4章、第5条c)には、以下のように記されている。
『不可抗力(審査委員会によってそのように認められた)の場合を除き、ピットレーンを出ようとする車両の一切のタイヤは、ピットを離れる車両とトラック上を走行する車両とを区分する目的でピット出口のトラック上に引かれているいかなるラインも超えてはならない』(JAF国際モータースポーツ諸規則日本語版より抜粋)
 スチュワードは、「ピット出口でクルマはラインを”超えてはならない”と規定している」と指摘した。
「このケースでは、マシンはラインを横切ったのではない。そうなるには、イエローラインの左側にホイール全てが出る必要があったのだ」
「したがって、ドライバーは関連するレギュレーションに違反しておらず、これはいかなる注記の解釈よりも優先される。したがって、この抗議は却下され、抗議料は没収される」
 レースディレクターのエドゥアルド・フレイタスは、レース前に発行されたイベントノートは2021年版からの「カット&ペースト」であり、「したがって、2022年の付則L項の変更を反映したものではなかった」とも説明している。
 抗議に対するペレスへのヒアリングにおいても、スチュワードは「11号車(ペレス車)フロントタイヤもリヤタイヤもイエローラインの左側にない」ことを認めた。
 
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