F1モナコGPでの優勝経験を持つフェルスタッペン「いつか耐久レースをやるつもり」と語るも3冠達成には関心なし
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、モータースポーツにおける3冠達成の野望はまったく持ち合わせていないという。彼はインディアナポリス500のレースで手足や命を危険にさらすつもりはないのだ。
モータースポーツにおける究極の偉業は、F1モナコGPとル・マン24時間レース、そしてインディ500で優勝することだ。これはひとりのドライバー、すなわち偉大なグラハム・ヒルしか達成していない。フェルナンド・アロンソとファン・パブロ・モントーヤのふたりのドライバーが、3冠の名声に到達しようとしたが、3つのうちふたつのレースでしか優勝していない。
2度のモナコGP勝者であり、ル・マン24時間レースでも2度優勝しているアロンソだが、インディアナポリスでの3回のチャンスは実りのないものだった。それでも2017年にインディアナポリスでレースをした時のアロンソは、レースで先頭集団を走っていた。
モントーヤはインディ500で2度優勝を飾り、2003年のモナコGPではウイリアムズで勝利を手にした。しかし彼は、ル・マン24時間レースについては2021年にLMP2クラスのProAMクラスで優勝したが、まだ総合勝者にはなっていない。
一方、2021年にモナコGPで優勝したフェルスタッペンは、キャリアの後半でル・マン24時間レースに挑戦したいと思っているが、インディアナポリスの有名なオーバルでレースをすることにはまったく関心がない。
「3冠を追いかけたいとはまったく思わない。少なくともインディカーではね」とフェルスタッペンは答えた。
「彼らがやっていることを称賛するよ。すごいことだ」
「あのドライバーたち……彼らがあそこで達成していることに僕は大きな敬意を抱いている。でも僕は、特にF1にこれだけ長くいることもあるから、あそこで命の危険を冒し、足なんかを怪我したりする必要はないと思う。やる価値はないと言っておこう」
フェルスタッペンは過去に、父親のヨスとル・マン24時間レースに参戦することに関心があることを明かしているが、父と息子の計画が実現する可能性は低い。しかしモータースポーツの耐久レースの最高峰でいつかレースをすることは、フェルスタッペンにとってあり得ることだ。
「もしかしたらル・マンかもしれない! 僕は耐久レースが好きなので、いつかはやるつもりだ。うまくいけばすぐにでもね」とフェルスタッペンは語った。
「でも僕にとってすごく重要というわけではない。もちろん僕はF1で優れたドライバーでいようとしている。自分がやっていることについて、そうあろうとしている。でも3冠やなにかを達成することには興味がない」
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