苦戦ウイリアムズ、弱点はどこ? アルボン「アップデートですぐ直せるほど、明確じゃない」

 

 ウイリアムズは今季これまで他の中団チームと定期的に争えるほどのパフォーマンスを見せておらず、今週末のイギリスGPを前にコンストラクターズ選手権最下位に沈んでいる。
 アレクサンダー・アルボンはオーストラリアGPで10位、マイアミGPで9位に入り、チームの全ポイントを稼いでいるが、それでもわずか3ポイント。一方、チームメイトのニコラス・ラティフィは、アルボンと同レベルのパフォーマンスを引き出せておらず、何らかの根本的な原因があるはずだと語った。
 今週末のイギリスGPに向けてのサイドポッドを中心としたアップグレードを導入したウイリアムズ。ただアルボンは、チームが現在直面している苦悩にどう対処するかが明確になっていないと感じているようだ。
「みんな(他チーム)はアップグレードしてきた一方で、僕たちはしばらく大きなアップグレードをしていないという側面もある」
 アルボンはチームのパフォーマンスについてそう語った。
「バランスの面では、マシンに弱点がある。でもそれは、アップグレードですぐに解決できるほど、明確じゃないんだ」
「(問題の)大部分は、クルマのコーナリング特性が大きい。アップデートが上手くいけば、もっといい方向に向かうだろう。しかし、それまでは厄介なことになる」
「サーキットによっては、例えば(カナダでは)高速のシケインがあるんだけど、そうなると、ラップ中の妥協点を見つけるのが難しいんだ。エスカレートしてしまうんだ」
 ウイリアムズが予選Q2に進出したのはバーレーンとカナダのアルボンの2回だけで、コンストラクターズランキングでは9番手のハースと12ポイント差となっている。
 チーム代表のヨースト・カピトは以前、ウイリアムズが”目に見えて違う”アップグレード・パッケージをイギリスGPに間に合わせるために”懸命に”取り組んでいると語っていた。
「CFD、風洞、シミュレータでの結果は見えているが、それがコース上でどう証明されるかを見なければならない」
「理論的に見えているモノをコース上で再現できれば、一歩前進できるはずだ」
 
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