ファンがハラスメントの被害に……F1、オーストリアGPのプロモーターと協議へ「容認できる行為ではない」

 

 レッドブルリンクで行なわれたF1第11戦オーストリアGP。レースはシャルル・ルクレール(フェラーリ)がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を退け優勝を飾った。
 サーキットには週末を通して数十万人もの観客が足を運びレースを楽しんだ一方で、週末を通して多くのファンが人種差別的、同性愛嫌悪的な誹謗中傷、性的な冷やかし、その他罵詈雑言などをサーキットで受けたことを、ソーシャルメディア上で訴えた。
 あるファンの投稿によると「ある特別席の前を通ると、そこを通り過ぎるまでに口笛や叫び声、猫なで声を浴びせられた。まるで女性を見たことがないようだった」とハラスメントを語った。 
 とあるファンは金曜日、ソーシャルメディアにこう書き込んだ。
「私は色々と罵詈雑言を耳にしたが、Nワードには本当に腹が立った」
「これはファンとして許しがたいことだと思う。どうなってるんだ?」
「土曜日のスプリントと日曜日の決勝レースは見に行かないと思う。オーストリアGPと、そのファンを本当に恥ずかしく思う」
 F1はこうした報告を受け声明を発表。さらなる措置を講じると明言した。
「我々は、一部のファンがイベント中に他の人から全く受け入れがたい言葉を浴びせられたとという報告を受けた」とF1は声明の中でコメント。
「我々はプロモーターとセキュリティにこの問題を提起し、これらの事件とそれを報告した人たちと話し合いを設ける予定だ。我々はこれを非常に真剣に受け止めている」
「このような行為は容認できるモノではなく、全てのファンが敬意を持って扱われるべきなのだ」
 ルイス・ハミルトン(メルセデス)はこの件に関して、インスタグラムを通じてこう書き込んでいた。
「今週末、サーキットで一部のファンが人種差別や同性愛嫌悪、そして総じて嫌がらせに直面していると聞いて、うんざりしているし、失望している」
「オーストリアGPや他のGPに来ることが、ファンにとって不安や苦痛の種であってはならない。そしてレースの場が、全ての人にとって安全な空間であることを保証するために、何かしらの対策が必要だ」
 そしてハミルトンは「このような事態が続くのを黙って見過ごすわけにはいかない」と締めくくった。
 
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