メルセデス代表、スプリントレース拡大に向けてF1のCEOを信頼「適切な開催地を選んでくれるはず」

 

 2021年からスプリントレースを実施しているF1。パドック内では意見が分かれているものの、ファンからのフィードバックは非常にポジティブであるという。
 2023年に向けては、スプリントを開催するイベントを年6回に拡大することを検討しているが、現在はFIA会長のモハメド・ベン・スレイエムの承認が得られず、計画は保留されている。
 しかし、オーストリアGPのスプリントレースはトップ4の順位が終始変わらず、盛り上がったとは言えないレースとなってしまった。そのため、舞台であるレッドブルリンクはスプリントレースを実施する開催地として適切なのか、新たな議論が巻き起こっている。
 そんな中、メルセデスのトト・ウルフ代表は、F1のCEOであるステファノ・ドメニカリならば、適切な開催地を正しく決定してくれると信じているようだ。
「もし私が、正しいスプリントレースを選ぶことができる、信頼できるひとりを選ぶとすれば、それはステファノだと思う」
「そして、ステファノは(オーストリアのレースを)見て、それを考慮するだろう」
 ウルフは、F1がスプリントに関してもっとうまくやる余地があると考えている一方で、素晴らしいレースを生み出すための究極の問題の一部は、チーム間のパフォーマンス格差にあると言う。
「レースのエンターテインメント性が低いのは、チーム間のパフォーマンス格差が大きすぎるからだと思う」
「もし(レッドブルの)マックス・フェルスタッペンが遠くに消え、我々が何もないところを走っていたら、フェラーリの2台がレース中唯一のエンターテイメントとなる」
「そして、他のマシンはさらに遅れていて、DRSトレインもある。これでは良いスプリントレースはできないよ」
 スプリントが土曜日に大きな興奮をもたらすことがなかったとしても、3日間を通して重要なアクションがあることで、視聴者の関心が高まることに、F1関係者は気づいている。
 さらに、フォーマットに変化が起きることを歓迎しているドライバーもいる。ダニエル・リカルド(マクラーレン)がそのひとりだ。
「僕は(スプリントのフォーマットが)好きだよ。正直なところ、ドライバーにとっては金曜日がより楽しくなるんだ」
 そう彼は語った。
「何度か言っているけど、10年も金曜フリー走行のようなものをやっていると、毎日戦うべきものがあった方が、週末の間(モチベーションを)キープできるんだ。エキサイティングとは言わないけど、毎セッション目的があるんだ」
「マシンを適切にするために、金曜日に2時間かけて練習して、土曜日の午前にまたセッションがあるなんて”贅沢”はしない。(予選まで)1セッションしかないんだ。みんなに大きなプレッシャーがかかっている。そしてそのまま予選に突入する」
「このミックスアップは良いと思うし、新鮮でもある。来年はさらにパワーアップすると思うから、それでいいんだ。それにレースでは、(スタート)ライトが消えるたびにアドレナリンが最大になるんだ」
 
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