角田裕毅「マシンパフォーマンスが後退したように感じる。バランス改善が必要」/F1第13戦金曜
2022年F1ハンガリーGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=14番手/2=19番手だった。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、一日を次のように振り返った。
「先週のフランスで新しいエアロパッケージがコース上でどのように機能するかについて多くのことを学び、すでに準備を整えた状態でハンガリーに到着した。そのためこのサーキットに適したセットアップを施し、バランス向上のために2台でたくさんのテストを行った」
「FP1ではハードタイヤとソフトタイヤで走行した。ハードは予想していたよりもはるかにグリップが低く、ソフトとのグリップの差が大きかった。そのため最初のプッシュでのパフォーマンスを最大化することができなかった。ハードのパフォーマンスについては、FP1でのロングランで明らかになった。コース上は非常に高温で、ハンガロリンクではタイヤに大きな負担がかかるため、タイヤには厳しい状況だ。従ってデグラデーションは高かった」
「FP2ではこういった問題を解決するための変更を行った。ソフトタイヤにおいて期待したようなグリップの向上が見られなかった。その理由を理解し、解決するために明日に向けてセットアップを修正する必要がある」
「今日我々が示したパフォーマンスは期待に沿ったものではなかったため、今夜多くの作業を行う必要がある。明日は天候がどうなるかという問題があり、もしかすると決勝前のドライ走行の機会は今日が最後になるかもしれない。いずれにしても自分たちの課題について理解し、土日に向けて改善を図っていく」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
フリー走行1=14番手(1分20秒695:ソフトタイヤ/27周)/2=19番手(1分20秒521:ソフトタイヤ/31周)
フランスと比べてかなり後退した感じがします。フランスではマシンのパフォーマンスがとても良かったですが、ハンガリーではマシンバランスが理想的ではなく、そのことにとても苦労しています。今夜エンジニアたちと一緒に、何が問題なのかを調べて、明日に向けて改善したいです。
予選では雨が降るようですが、それについてどう見るかは、まだ分かりません。今夜何を学べるか、FP3でどれだけペースを上げられるかにかかっていると思います。
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