リカルドの後任、やはりピアストリなのか? マクラーレンは多くを語らずも「我々の将来には自信がある」
マクラーレンは昨日、ダニエル・リカルドとの契約を当初の予定よりも早く解除し、2022年シーズン限りで決別することを正式に発表した。これにより、リカルドの後任は誰になるのかという議論がさらに加速していくことになる。
マクラーレンは来季、ランド・ノリスのチームメイトとして2021年のF2王者であるオスカー・ピアストリを起用することを目指している。しかしピアストリに関してはアルピーヌが契約の保有を主張しており、この契約上の問題が解決するのかが争点となる。
ピアストリはこれまでアルピーヌの育成ドライバーとしてキャリアを積んでおり、今季はアルピーヌのリザーブドライバーを務めてきた。しかしピアストリ自身は、アルピーヌが2023年に自身を起用すると発表した際も「ここで走ることはない」と明言しており、契約は何も結んでいないと主張。このことから彼は、マクラーレンとサインしたのではないかと言われている。
アルピーヌもマクラーレンもこの契約問題について引き下がる姿勢を見せていないようで、これらはF1の契約承認委員会の手に委ねられることになりそうだ。
マクラーレンはリカルドの離脱は発表したものの、ピアストリ起用に関するプランについて正式な発表をしていない。これはリカルドに関する状況を優先させ、彼が来年もどこか別の場所で確実にドライブできるようにしたかったからのようだ。
ただマクラーレンのCEOであるザク・ブラウンがmotorsport.comら複数のメディアに向けて語ったところによると、マクラーレンは今後のプランに自信を持っているようだ。
「我々は自分たちの将来に非常に自信を持っている。それらはいずれ発表することになるだろう」とブラウンは言う。
「我々は今週末もしっかりとレースを戦いたいので、(リカルドの離脱を)今日発表することが重要だと考えた」
「ダニエルとは非常に友好的でフレンドリーな関係だ。もちろん最終的にこのような終わりを迎えるのは残念だが、モンツァ(リカルドが勝利を挙げた2021年のイタリアGP)を振り返ると、ダニエルとランド(ノリス)と表彰台に登ったことは個人的にマクラーレンに来てからもっとも興奮した瞬間であった」
「だから残念な結果ではあるのだが、ダニエルと同様に残りのシーズンを楽しみにしているし、今後のことはいずれ発表されることになるだろう」
またマクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、リカルドのような経験豊富なドライバーを放出してピアストリのようなルーキーを起用することのリスクについて問われたが、それらの話題について議論するのは時期尚早だと考えている。
「正直、今のところそういった比較をすることには興味がない」とザイドル。
「今日話すのはダニエルについてだ。それはスパでの週末を通しても同じだ」
「我々は前に進みたい。ダニエルも今日発表したトピックから一歩先に進みたいと思っている。そして将来のことに関しては、また今度話すことになる」
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