フェルスタッペン初日最速、降格確定も挽回に自信「走り始めからマシンに満足。後方からトップを目指す」/F1第14戦
2022年F1ベルギーGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=3番手/2=1番手だった。
FP1の段階で、チームがフェルスタッペンのパワーユニットおよびギヤボックスに新エレメントを投入したことが分かっている。これによりフェルスタッペンはペナルティを受け、グリッド最後方からのスタートになる。チーム代表クリスチャン・ホーナーは、今回パワーユニット交換を行った理由について、formula1.comに対し、次のように語った。
「これについては、カレンダーを戦略的に見て決める。今のエンジンアロケーションで年末までいくのは厳しいと感じた。それで、今後のサーキットについて検討した。ザントフォールトは避けたい。モンツァは思っているよりオーバーテイクは難しい。シンガポールも避けたいし、日本はオーバーテイクが難しい」
「そうなると選択肢が限られてくる。ここはオーバーテイクしやすいサーキットだし、我々のマシンは速いはずなので、ここに決めた」
「シーズン中で、オーバーテイクに必要なスピード差が一番小さいのはここだと思う。こことバーレーンが最もオーバーテイクがたやすい。そのため、ペナルティを受けるサーキットとして大勢の人々がここを選んだわけだ。シーズン残りに向けて、ここでエンジンをプールするためにね」
金曜時点でのフェルスタッペン車のパワーユニットおよびギヤボックスの交換エレメントとペナルティは以下のとおり。
・パワーユニット:ICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kのそれぞれ4基目
=グリッド最後方からのスタート
・ギヤボックス:ギヤボックスドライブライン、ギヤチェンジコンポーネントおよび補助コンポーネント(GBX DL)の5基目
=5グリッド降格
また、FP2後、FIAは、フェルスタッペンにはスタート練習における違反がある可能性があるとして、チーム代表者とともにスチュワードの調査に応じるよう求めたと発表している。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=3番手(1分46秒755:ソフトタイヤ/10周)/2=1番手(1分45秒507:ソフトタイヤ/20周)
走り出して最初の数周で、マシンが良く機能していると感じた。それはポジティブなことだよ。2回のセッションのなかでマシンにほとんど変更を加えず、最適な形でセットアップするにはどうすればいいかだけを考えていた。コースに出た直後から、マシンの状態はとても良さそうだったからね。
もちろん、たとえばバランスなど、微調整したい部分は常にあるものだ。そこに取り組んでいくよ。雨が降り出した時には、当然のことながら、あまりプッシュしなかった。今日が一番悪いコンディションで、明日以降はクリーンなセッションを走れるといいね。
(走行後のインタビューで、決勝では最後方グリッドからトップまで上がってくることができると思うかと聞かれ)それを目標にしていく。そうする必要があるんだ。
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