ハミルトン「クラッシュの責任は僕にある」と謝罪。アロンソからの罵倒発言は気にせず/F1第14戦決勝
2022年F1ベルギーGP決勝で、メルセデスのルイス・ハミルトンは、クラッシュでマシンにダメージを負い、0周リタイアという結果に終わった。
ハミルトンは、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をアウト側から抜こうとした際にターン5で接触、ハミルトンのマシンは一瞬舞い上がって着地、その際のダメージでリタイアしなければならなかった。
アロンソは接触直後、無線で、「あいつがぶつけてきた! あのバカが! アウト側からドアを閉められた」「すごいスタートを決めたのに。あいつは先頭からスタートする時の走り方しか知らないから!」と怒りを爆発させた。アロンソは走り続けることができ、最終的に5位を獲得した。
スチュワードはこの件を審議した結果、1周目の最初の数コーナーでたくさんの動きがあるなかで起きたインシデントであるとして、処罰なしとの判断を下した。
一方、ハミルトンはこの後、警告灯がついていたにもかかわらず、事故直後にメディカルセンターに行かなかったことで、スチュワードから警告を受けた。レースディレクターがチームに対し、このままではペナルティを科す可能性があると連絡、それを受けてハミルトンはメディカルセンターに行ったということだ。
今シーズン、ドライバーがメディカルチェックにすぐに行かないケース(ハミルトン以外で)がすでにあったことも考慮し、スチュワードは、今後はもっと厳しい処分を行う可能性があることを、全ドライバーに知らせるため、今回、警告を発したと述べている。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=リタイア
4番グリッド/タイヤ:ミディアム
後から事故の映像を見たところ、フェルナンドは僕のブラインドスポットに入っていた。僕としては彼にもっとスペースを残していたつもりだったけど、実際はそこまでではなかった。だから僕のせいだ。僕はその代償を払うことになった。チームに対してただただ申し訳なく思う。今日は3位と4位になれた可能性があったのに。
グリッドにつくまでのラップではマシンの感触が良かった。良い状態に持っていけたし、スタートもうまく決まった。
3週間休みをとっていて、今日レースをすることを楽しみにしていた。だから悔しいよ。でも仕方ない。
今の僕の仕事は、次のレースに集中することだ。しっかり調子を整えて、トレーニングに戻る。
(『Sky Sports』から、アロンソの発言について聞かれて)彼が何を言ったかは重要ではない。僕は気にしない。繰り返しになるけど、あれは僕が悪かったんだ。あの時、彼が見えなかった。(アロンソの発言に対して)何か言うつもりはない。興奮状態のときにどういう感じかは分かるから。ただ、彼が僕のことをどう思っているのかを知ることができたのは、ある意味よかった。オープンにしてくれた方がいいからね。
繰り返しになるけれど、あれはわざとやったことではないし、自分の責任として引き受ける。大人なら当たり前のことだ。
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