キャデラック、ル・マン24時間レースは3台体制? WECとIMSAから「できるだけ多く参戦」を目指す
2023年から、WEC(世界耐久選手権)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にLMDh車両『V-LMDh』で参戦するキャデラックは、ル・マン24時間レースでできる限り多くのマシンを走らせることを計画している。
ゼネラルモーターズ(GM)のスポーツカーレース・プログラム・マネージャーのローラ・クラウザーは、詳細なプランこそ明かさなかったものの、伝統のル・マンで「できる限り多くのクルマを走らせる」計画だと示唆した。
これはキャデラックが来季、WECとIMSAで走らせる3台全てをル・マン24時間レースに集結させることを目指していると示唆しているものと思われる。
来季はチップ・ガナッシ・レーシングがWECとIMSAで1台ずつキャデラック『V-LMDh』を走らせる予定であり、IMSAではアクション・エクスプレス・レーシングがもう1台キャデラックを走らせると見られる。
キャデラックは7月にWECのフル参戦に加え、複数台でのル・マン参戦を希望していると語っていたが、今回のクラウザーのコメントは、さらに一歩踏み込んだモノとなっている。
しかしクラウザーは、ル・マンのハイパーカークラスでキャデラックの存在感を高めるには、レースの主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)が追加エントリーを受け入れるかどうかにかかっていると強調した。
「ル・マンに来るには、ACOから招待される必要があります」
「フル参戦していれば、ル・マンはシーズンの一部なので参戦が保証されます。少なくとも1台は参加することになるでしょう」
「あとはACOからの連絡を待って、招待状に書かれていることを実行するだけです」
キャデラックは、1月のIMSA開幕戦であるロレックス・デイトナ24時間レースでのLMDhのレースデビューに向けて、7月のテスト開始以来2台のシャシーで約11,000kmを走行してきた。
クラウザーは、開発プログラムにおいて24時間テストは「次の大きな課題」であると語った。
「年内に24時間テストを行ないたいと考えています。そうすれば、たくさんのことを学ぶことができます」
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