F1アメリカGP、早ければ来年にも観客動員50万人の大台到達? 今季すでに44万人の新記録をマーク
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催されたF1アメリカGPは、3日間の観客動員数が44万人に到達、レース週末の新記録を樹立した。
COTAは、2021年と比較して4万人のファンを追加で収容するために新しいグランドスタンドを建設。またサーキットへの移動を支援するための交通手段も強化した。
COTAのCEOを務めるボビー・エプスタインは、ファン体験が希薄にならない限り、早ければ来年にも50万人の大台に乗せることができると考えているようだ。
エプスタインはMotorsport.comの取材に対し、50万人達成の可能性について「可能だと考えている」と語った。
「我々は今年、バスシステムをテストしていた。システムはより堅牢になった。300台のバスを600台にして、それがうまくいって移動時間短縮ができるかは、本当のリトマス試験紙となる」
「大量輸送がうまくいけば、成長することができる。だから来年には達成可能かもしれない」
COTAが今年のレースのために追加で発売したチケットはすぐに完売し、コース周辺の一般入場エリア、特にターン1の丘の上はファンでいっぱいになった。
エプスタインは、すでに50万枚に達するチケット需要があるとしながらも、最も重要なことは、ファンの体験をできる限り良いものにすることだと語った。
COTAは、今年もレース週末にコンサートを開催するという伝統を守り、エド・シーラン、グリーン・デイ、インターポールがサーキットでコンサートを行なった。
また、レース週末の体験を充実させる一環として、サーキットでの飲食物の提供などの改善も行なわれた。
エプスタインは、「必ずしも50万人を目指すのではなく、観客に対応できるように慎重に成長させるべきだと思う」と語った。
「それが我々の仕事だ。我々はクルマをドライブしないし、レースの質とは関係ない。我々にできるのは駐車場、食事、トイレを整備し、エンターテインメントを提供することだけだ。そして、それこそが我々の焦点なのだ」
来年のアメリカGPでは、待望のアメリカ人ドライバーがドライブすることになりそうだ。スーパーライセンス獲得が前提条件にはなっているものの、ウイリアムズがローガン・サージェントの起用を明言しているからだ。
アメリカ人ドライバーがF1のグリッドに並ぶのは、2015年のアレクサンダー・ロッシ以来となる。エプスタインは、アメリカでのF1の成長を考えるとそれは”数年前よりも大きな意味を持つ”と感じているようだ。
「昔よりずっと価値がある。3~4年前にそう聞かれたら、いればいいねと答えただろうが、今は素晴らしいことだ。彼にとっても素晴らしい」
「もっと大きなステップは、アメリカ人ドライバーがフロントロウにつけるかどうかだ。これだけの選択肢があれば、アメリカ人に注目される時間は限られている。みんなウイナーが見たいんだ」
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