マルケスもMotoGPタイトル決定戦にワクワク。崖っぷちクアルタラロが「接触してきても、気持ちは理解できる」

 

 MotoGPの2022年シーズンは最終戦バレンシアGPを迎え、ランキング2番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)とランキング首位フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とがタイトル獲得を争う、まさに最終決戦となった。しかし、クアルタラロは23ポイント差をつけられているため、チャンピオン獲得には厳しい条件をクリアする必要がある。
 この状況についてマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は、決勝レースでクアルタラロが接触してきたとしても「理解できる」と語っている。
 クアルタラロは4番手スタートと、8番手のバニャイヤをグリッド上では先行する形となった。しかし、クアルタラロがタイトルを獲得するためにはレース勝利が絶対条件。一方でバニャイヤは、14位以上でフィニッシュすれば、クアルタラロの順位に関係なくタイトルを獲得できるという状況だ。
 2番手スタートのマルケスは、窮地に立たされているクアルタラロは「アグレッシブに」攻めてくるはずだと語り、クアルタラロが他のライダーと接触しないことを望むものの、仮にクラッシュとなった場合でもその気持ちは理解できると考えている。
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 マルケスは次のように語る。
「ファビオが決勝ではかなりプッシュしてくると思うし、そうするに違いない。彼がもし転倒して他のライダー、僕にぶつかってきたとしても、僕は理解できるよ」
「そうなることは望まないけど、その気持ちは分かるんだ。彼はこのレースだけのために戦っているんじゃなくて、チャンピオンシップを目指して戦っているんだからね」
「彼が賢いことは理解しているけど、ノーミスで仕事をこなす必要があるし、攻めてくるはずだ。特にドゥカティのライダーはペッコ(編注:バニャイヤの愛称)を援護することが最優先だから、全員でプッシュしてくるだろう」
「でも僕も良いレースがしたい。僕にとってはそういうのとは別のレースにはなるが、明日はペッコとファビオのふたりが主役……みんなこのふたりに注目するだろうね」

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