ハースがミック・シューマッハーの離脱を発表。後任としてベテランのニコ・ヒュルケンベルグがF1に復帰
ハースF1チームは、2022年F1最終戦アブダビGPを前にした11月17日、ミック・シューマッハーが今シーズン末でチームを離れること、後任をニコ・ヒュルケンベルグが務めることを正式に発表した。
7度のF1チャンピオン、ミハエル・シューマッハーの息子ミックは、2020年にFIA F2でタイトルを獲得した翌年の2021年にハースからF1デビューを果たした。競争力の低いマシンで走ったこのシーズンはノーポイントに終わったが、今年はイギリスGPで8位、オーストリアで6位と、ここまで2回の入賞を達成している。しかしベテランのチームメイト、ケビン・マグヌッセンと比較して、チーム上層部はシューマッハーのパフォーマンスに満足しておらず、クラッシュの多さについても批判的な発言をしていた。
ハースは2023年に向けてシューマッハーとの契約を延長しない可能性が高いとみられてきたなか、アブダビ前の木曜に、両者が袂を分かつことが正式に発表された。
チーム代表ギュンター・シュタイナーは「ミック・シューマッハーがこの2年にわたってチームに貢献してくれたことに感謝したい」とコメントした。
「ミックがジュニアカテゴリーにおいて優れた成績を挙げてきたことはよく知られている。彼はハースF1チームで過ごした時期に、ドライバーとして成長し続け、今シーズンにはF1で初めてのポイント獲得を成し遂げた。今後に向けて別々の道に進むことを選択したものの、チームの全員がミックが今後のキャリアにおける次なるステップで成功を収めることを祈っている」
シューマッハーの離脱を発表して30分後、ハースは、後任としてニコ・ヒュルケンベルグを起用することを明らかにした。ヒュルケンベルグは2010年にウイリアムズからF1デビュー、フォース・インディア、ザウバー、ルノーで走り、2019年末でレースシートを失った。しかし2020年と2022年には、新型コロナウイルス感染症で欠場したドライバーの代役としてスポット参戦し、堅実な仕事をこなし、高い評価を受けていた。
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