アウディ、2026年のF1参戦に向け開発拠点の拡充を開始。数百人規模の採用活動も実施中
新パワーユニット(PU)規定が導入される2026年シーズンからF1に新規参戦を果たすアウディは、準備のため開発拠点の拡張工事を開始。人材面でのリソースの充実化も図っている。
アウディは2022年8月末にPUサプライヤーとして、2026年からのF1参戦を発表。10月には現在はアルファロメオがネーミングライツを持つザウバーとの提携が決定した。
参戦形式としては、サウバーは戦略的パートナーとして、スイス・ヒンウィルにあるファクトリーでシャシーを開発。アウディがドイツ・ノイブルグにある同社の「コンピテンスセンター・モータースポーツ」にてPUを開発するということになっている。
コンピテンスセンター・モータースポーツは2014年に開設され、アウディが参戦してきた世界耐久選手権(WEC)やフォーミュラE、ダカールラリーなどファクトリーレース活動の拠点となってきた。
2026年からの参戦に先立ち、アウディはF1プロジェクトに対応すべく、このノイブルグの施設を拡張。PU開発のためのテストベンチを設置する3,000平方メートルの新棟建設に着手したことを明らかにした。
”F7.2”と呼ばれるこの新棟の増築は、2024年の第1四半期に完成予定だが、2023年の3月からはそこで初期活動が開始されるはずだ。
アウディの技術開発担当役員であるオリバー・ホフマンは、施設拡充について次のように述べている。
「コンピテンスセンター・モータースポーツによって、我々はF1プロジェクトのために理想的な拠点を手に入れることができた」
「アウディ・ノイブルグは、当初から最も厳しいモータースポーツプロジェクトに取り組むことができるよう設計されている。この先見の明が実を結んだのだ。だからこそ、すぐにF1プロジェクトに着手することができたのだ」
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