獲得ポイント数に応じて変動するF1のエントリー料。レッドブルF1は2023年に向け約8億4300万円を支払いへ
レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1で世界チャンピオンになればそれなりの代償を求められることを知っている。しかしそんな彼でも、2023年シーズンのF1参戦にあたってレッドブルがFIAに支払わなければならない額を目にしたとき、驚かずにはいられなかった。
2022年のレッドブルは絶好調で、コンストラクターズタイトルとドライバーズタイトルの両方を獲得した。マックス・フェルスタッペンは前人未踏のシーズン15勝を達成し、チームメイトのセルジオ・ペレスは自らの優勝記録に2勝を加えた。
「今年は本当に特別だった」とホーナーは金曜日にボローニャで開催されたFIA授賞式で述べた。
「これまでの自分たちの記録をすべて破ったうえに、ふたりのドライバーも本当に素晴らしい成績を残してくれた。特にマックスの今シーズンには目を見張るものがあった」
「舞台裏では、この40年で最大のレギュレーション変更に対応する必要があった。本拠地ミルトン・キーンズのチームが一丸となって、その課題を達成できたのは素晴らしかった」
年間17勝を挙げてレッドブルが獲得した2022年シーズンの総ポイント数は、759ポイントに達した。F1のレギュレーションによると、レッドブルはFIAにまず2023年シーズンの基本エントリー料としてすべてのチームと同じく61万7687ドル(約8300万円)を支払い、次いで1ポイントあたり7411ドル(約100万円)を支払う。他のチームは1ポイントあたり6174ドル(約83万円)を支払う。
したがって、F1の2023年シーズンのエントリー料としてFIAからレッドブルに請求される金額の合計は、624万2636ドル(約8億4300万円)という大きな数字となる。ちなみに、この額はF1の予算制限には含まれない。
「獲得したポイントに対してどれだけFIAに支払うことになるのか、正確に把握していなかった。先日届いた請求書を見たところ、信じられない額だったよ!」とホーナーは授賞式で冗談めかして述べたが、その横には、FIA会長のモハメド・ビン・スライエムが立っていた。
対照的に、2022年シーズンに8ポイントしか獲得できなかったウイリアムズ・レーシングは、2023年のエントリー料として667,079ドル(約9000万円)を支払えばいいだけだ。
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