フォード、2026年のF1復帰を正式発表。F1史上3番目に成功したエンジンメーカーがカムバック
2月3日、アメリカの自動車メーカー『フォード』が2026年のF1復帰を正式発表した。コンストラクターズチャンピオンシップ10回、ドライバーズチャンピオンシップ13回と、F1史上3番目に成功したエンジンメーカーがF1に帰ってくる。
F1復帰の正式発表にあたり、フォードのビル・フォード会長は「これは、私の曽祖父がフォード社の創業のきっかけでもあるレースでの勝利から始まったフォードのモータースポーツ・ストーリーにおける、スリリングな新章の始まりだ」とコメント。
「フォードはモータースポーツの頂点に戻り、フォードの長い伝統であるイノベーション、サステナビリティ、そして電動化を世界で最も注目される舞台のひとつに持ち込むことになる」
なお、フォードはF1に復帰する理由のひとつとして、国際自動車連盟(FIA)とF1が持続可能な燃料だけでなく、電力を使用することで持続可能性を高めることを約束しているためだとしている。
また、F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは「フォードが2026年からF1に参戦するというニュースは、F1にとって素晴らしいものであり、すでにF1に参戦している素晴らしい自動車メーカーの中にフォードが加わることに興奮している」とコメント。
「フォードは、レースと自動車産業において素晴らしい伝統を持つグローバルブランドであり、世界中で5億人以上のファンを持つ我々のプラットフォームが提供する大きな価値を理解している。2030年までにネット・ゼロ・カーボンを達成し、2026年からF1マシンにサステイナブル燃料を導入するという我々のコミットメントも、彼らがF1参戦を決断した重要な理由だ。2026年からF1サーキットでフォードのロゴが走るその日が待ち遠しい」
そしてFIA会長のモハメド・ビン・スライエムは、「フォードほどモータースポーツの歴史に名を残すメーカーは少ないので、彼らがF F1に戻ってくることは素晴らしいニュースだ。もちろん、米国からの関心が高まることは、世界トップのモータースポーツカテゴリーの継続的な成長にとって重要なことだ」とコメントしている。
フォードとF1は、フォードのF1復帰に関する詳細を近く発表する予定だ。
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