電気系トラブル発生も初日2番手のアストンマーティン。アロンソは「強力なスタート」と満足/F1バーレーンテスト1日目
バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われている2023年F1プレシーズンテスト。2月23日のテスト初日に2番手タイムを出したフェルナンド・アロンソは、2日目もアストンマーティンの2023年型マシン『AMR23』で走行を行う。
これは、先週自転車でのトレーニング中に手と手首に怪我を負ったランス・ストロールの回復状況について、今もチームが情報を待っているためだ。
ストロールが来週末のシーズン開幕戦までに十分に回復しない場合、1回限りのゲストとして、昨シーズンで現役を引退したセバスチャン・ベッテルが呼び戻されるかもしれないという噂についてはチームが一蹴している。
テスト初日にストロールの代役を務めたのはリザーブドライバーのフェリペ・ドルゴヴィッチだったが、マシンの電気系統トラブルがその日唯一の赤旗の原因となり、ドルゴヴィッチの走行は40周にとどまった。
ドルゴヴィッチは「電気系統の問題があった」と語った。
「実際には問題はひとつだったけど、修理するのにかなりの時間がかかってしまった。でも、かなり単純で簡単なことだった」
「でも、その後僕たちは調子を取り戻した」とドルゴヴィッチ。
「僕はすぐにスピードを発揮して、いいリズムに乗ることができた。僕にとってはエキサイティングな時間だったよ」
またドルゴヴィッチは「チームは多くのテストを行っている」と付け加えた。
「プログラムを完了して貴重なデータをチームのために集めた。新車では非常に重要な空力テストも実施した」
午後のセッションを担当したアロンソは、マシンのフロア修理の影響でスティント開始が遅れたものの強力なシーズンスタートを切り、初日のトップタイムを出したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にわずか0.029秒のところまで迫った。
テスト初日に60周を走行したアロンソは「全体的に、ここバーレーンでの公式テスト初日については満足している」と語った。
「チームとしては合計で100周に到達した。たとえ小さな問題を解決しなければならなかったとしても、初日にしては強力なスタートだ」
「まだあらゆることを試しているところだから、すべての周回が重要なんだ。コースに出るたびに、マシンについて新たなことを学んでいる」
「こうした最初のステップはいつも興味深いもので、これまでのところ開幕前のこの準備を楽しんでいる。僕たちは今日得た情報と学びを活用して、テスト2日目に向けていろいろなことを最適化するつもりだ」
また、アストンマーティンF1のパフォーマンスディレクターを務めるトム・マッカローは「全体として着実な初日だった」とプレシーズンテスト1日目を振り返った。
「いくつかの問題があったため走行時間が減ってしまったが、マシンが走行を行えばテストのプログラムをやり遂げることができた」
「フェルナンド(アロンソ)は午後のセッションで順調な走行を披露していて、新しいマシンやタイヤ、スタッフたちにも慣れてきたようだね。彼のフィードバックは非常に貴重なものだよ」
「我々が施した変更によってマシンの挙動はよくなった。2日目の走行を前に、今夜もデータの見直しを続けるつもりだ」
「これからの2日間で(電気系統トラブルによって)失った時間を取り戻し、来週の開幕前に向けて最大限学んでいかいないといけない」
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