アストン&アロンソに敗れたサインツJr.、現状に相当の懸念「タイヤ劣化が酷いのはどうにかしないと」

 

 F1開幕戦バーレーンGPを4位で終えたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)は、3位を獲得したアストンマーチンのポテンシャルをかなり懸念している様子だ。
 サインツJr.は決勝レースを4番手からスタート。中盤までそのポジションを維持したまま、ライバルのレッドブルを追いかけていた。
 39周目に3番手を走行中だったチームメイトのシャルル・ルクレールがマシントラブルによって脱落したため、サインツJr.は表彰台圏内に浮上。しかし、彼はアストンマーチンのフェルナンド・アロンソに追い立てられる事になった。
 ディフェンスしたサインツJr.だったがペースの勝るアロンソを相手にポジションを守り切ることはできず、45周目にはポジションを明け渡してしまった。結果レッドブルがワンツーフィニッシュを果たし、アロンソが3位。フェラーリとしては完敗と言えるレースになった。
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 なおアストンマーチンは、アロンソのチームメイトであるランス・ストロールも6位に入賞。負傷から復帰したばかり、しかもテストを欠場したためぶっつけ本番でのグランプリだったにも関わらず、優れたパフォーマンスを示した。サインツJr.はアストンマーチンのAMR23を「かなり懸念している」と語っており、レッドブルと同様にデグラデーションが少ない点を分析しなくてはならないと説明した。
「リヤタイヤへの負荷が少ない他のコースでは、もっと良く持ちこたえられることを願っている」
「レッドブル、そしてアストンマーチンのどちらのマシンもデグラデーションが遥かに小さいことは明らかだ」
「メルセデスと僕らはかなり似たようなデグラデーションを経験している。でも、レッドブルとアストンは何らかの理由で、全然デグラデーションが無いんだ」
「これは僕らが調査、分析していく必要があることだし、何かできるかを考えなくちゃいけない」

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