レッドブルF1、車重に関する悩みは解消「RB19の開発で最も誇れる点は、大幅な減量」と代表
レッドブル・レーシング代表クリスチャン・ホーナーは、2023年型F1マシンRB19になされた作業に関して最も誇りに思っているのは、車重を大幅に削減できたことであると語った。
2022年にF1技術レギュレーションが大幅に変更され、新世代マシンが登場した際、ほとんどのチームが車重を最低重量に近づけることに苦労した。元々、795kgだった最低重量が798kgに引き上げられたが、それでも最初は多数のチームが大幅に重量過多の状態であり、昨年のチャンピオンチーム、レッドブルもそれは同様で、シーズン序盤は車重の面ではフェラーリの方が有利な状況であると考えられてきた。
だが、マックス・フェルスタッペンは、今年のプレシーズンテストの段階で、去年のマシンは重すぎたが今年はその点で一歩前進したと述べていた。
ホーナーは、2023年開幕戦バーレーンGPの記者会見において、「RB19に関して最も誇りに思っていることは何か」という質問がなされた際に、「印象的な減量がなされた」と答えた。
「昨年の一時期は、10kg重量過多だった。しかしチーム全員が素晴らしい仕事をして、それを限界まで持っていった」
「F1の世界では物事が絶え間なく進化する。すべての要素を常に改良し、開発していくのだ。RB18は素晴らしいマシンだったが、冬の間にレギュレーションが変更され、空力規定が改訂された。それによって異なる状況がもたらされたのだ」
「従って、どうなるか予想がつかなかった。自分たちは十分な仕事をできたのか。うまく適応できたのか。それは他のマシンを見て、実際にラップタイムを確認するまでは分からない。その時初めて状況が見え始めるのだ」
昨年は、シーズンが進むについて、RB18がフェルスタッペンが好む方向に変化していったように思われた。しかし少なくとも現時点では、フェルスタッペンもセルジオ・ペレスもRB19を快適に感じているようだ。
RB19はどちらのドライバーにも合ったマシンかという問いに対し、ホーナーは、「ドライバーたちからのフィードバックでは、ふたりともテストで乗った直後、マシンバランスに満足していた」と答えた。
バーレーンGPでは、フェルスタッペンが優勝、ペレスが2位に続き、レッドブルは1-2を達成、最高の形でシーズン開幕戦を締めくくった。
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